ラ・セレナ皆既日食・移動編

Keietsu Sayama

ラ・セレナ空港(La florida)の外観
ラ・セレナ空港(La florida)の外観・・・到着側

(31)ラ・セレナ空港のひと時

Faro Monumentalからラ・セレナ空港までは、30分もしないうちに着きました。松永クンは、Faroで観測したそうです。相方のLINEには閑散とした観測地が映されていましたが、Faro Monumentalから北側の人気のない場所で見たのでしょうか?松永クンが昨日出発した便に今日の我々が乗ります。同じことを考えている乗客は多く機内荷物預けカウンターでは、結構人々が並んでいました。
ラセレナ空港の影:左からドライバー、相方、私
ラセレナ空港の影:左からドライバー・相方・私
ラ・セレナ空港のチェックインカウンターでは、ラテン系の受付嬢がニコニコと応対していました。後ろの男子職員にもよく話しかけられています。我々の番になっても相変わらずニコニコでしたが、最後に自分の胸ポケットに入っているはずのモノがありません。

なんとパスポートを返し忘れていたのです。これが無いと搭乗できません。ニコニコ受付嬢のチェックインカウンター には、我々のパスポートがそのまま置かれていました。
ラ・セレナ空港のチェックインカウンター
ラ・セレナ空港のチェックインカウンター
ラ・セレナ空港の二階にはレストランがあります。行きは色々とあったので確認していなかったです。昨日搭乗した松永クンがここで夕食を取っていて、LINEで紹介されました。搭乗受付を済ませた我々も早速レストランに行きます。

昨日は皆既日食直後と言うこともあって、コースターが皆既日食仕様でした。今日も見られるのかな?と期待して行ったら普通のコースターでした。
空港の二階にあるレストラン
空港の二階にあるレストラン
日本庭園があるくらい日本が好きなラ・セレナの人たち。このレストランのメニューにも寿司と書かれていたので店員に頼んだら、売り切れたとのこと。何を頼めばいいか悩みました。

結局パンにハムを挟んだようなモノを頼みました。セットメニューだったので、カプチーノを注文。まぁ旨かったですね。ここにはフリーWi-Fiがないので、スマホで撮ったモノを整理していました。
レストランで頼んだモノ
レストランで頼んだモノ
レストランから一階フロアを撮影します。昨日終わったばかりの皆既日食が、ここではまだ案内コーナーとして残っています。当然一人もお客さんはいなかったですね。

ここでも皆既日食翌日の新聞を探していたのですが、フリーペーパー以外に新聞らしきものは見かけなかったです。今朝までに全て買い占められてしまったのかも知れません。あらかじめ個人商店で買っておいて良かったです。
レストランから一階フロアを撮影
レストランから一階フロアを撮影

Drive of La Serena and La Florida Airport

(32)ラ・セレナの素晴らしい夜景

ラ・セレナ空港のサンチアゴ行き出発便は19時25分です。冬至を過ぎたばかりなので、日没は18時少し前になります。出発便は太陽が沈み切った夜になります。

この便には、二人とも窓側の席をゲットできました。ラ・セレナ空港を離陸します。山側の席になったら海岸線の夜景が楽しめます。
LATAM航空サンチアゴ行き
LATAM航空サンチアゴ行き
海岸線の夜景が楽しめたのは、こちらでした。あらかじめビデオカメラを録画していたので、離陸から一部始終各都市の夜景を堪能しました。飛行経路は、ラ・セレナ空港を離陸して海岸線を南に進路を取ります。コキンボの夜景を堪能して一旦山側に入ります。

コキンボの夜景が半島の湾と相まってとても美しいです。半島の沖にタンカーが停泊していますが、夜はライトアップされています。
コキンボの夜景
コキンボの夜景
ここから一気に帰国の途に就くワケですが、2日間も移動に費やすので非常にハードです。
7/3(水)
ラ・セレナ発 19:25→サンチアゴ着 20:21
サンチアゴ発 22:45→ロスアンゼルス 7:10

7/4(木)
ロスアンゼルス10:40→羽田空港着翌日14:20
元々は自分で考えた違う予定でしたが、相方が自分の名前を逆にして書いたのが予定変更となってしまいました。この予定は全て相方が考えて予約を取ったものです。お陰でキャンセル料が二人併せて6万となってしまったのは、非常に痛いです(>_<)

しかしそれが功を奏しました。ラ・セレナの確かな宿を先に抑えておいたので、宿が無い事態にも宿のおっちゃんのおかげで4万円は飛びましたが回避できました。自分の予定のままだったら、4泊も宿が無い事態になっていたのです。おっちゃんの宿(Mi Maravilla)はクチコミでも評判が良かったので、相方が選んだ宿が正解でした。もし過去に戻れるなら、おっちゃんの宿で4泊したかったです。
帰国までの搭乗券
帰国までの搭乗券

A wonderful night view of La Serena

(33)サンチアゴの搭乗口に入ったら・・・

LA602便の搭乗口からロスアンゼルス行きの便に乗り込みます。飛行機内へ通じる通路内には、なんと手荷物を検査している職員がいました。右の写真を撮ったのが22:11で、機内で最初に写真を撮ったのが22:30です。 本来であればおよそ1分で通過できる通路で、20分も時間を費やされました。待ち時間がとても長く感じて、相方に「これだば、“入り鉄砲に出女でねが?”」と言いました。
LA602便の搭乗口
LA602便の搭乗口
やっと通路の関所を抜けてLA602便の機内に入ったら、青と紫の照明に占められていました。これを見て真っ先に埼玉県吹上町(鴻巣市に合併)の上毛道路上り線にある鉄剣タローのようだと思いました。鉄剣タローが分からない方は、画像検索で調べてください。

鉄剣タロー状態の照明は、ロスアンゼルスに着くまで続いたので変な色彩感覚がずっと続きました。座席予約は選択できない便なので、真ん中の席で鉄剣タローのような照明を撮りました。
LA602便の機内
LA602便の機内
LA602便は、ラ・セレナの海上をロスアンゼルスに向けて飛行します。ラ・セレナはチリの首都サンチアゴの北にあるので、一旦南のサンチアゴに行ってからロスアンゼルスに向けて北上します。

ラ・セレナから直接ロスアンゼルスに向けて飛行すれば大助かりなのですが、ラ・セレナは地方空港の国内線扱いなので厳しいでしょうね。夜間の移動で昼に着く予定のロスアンゼルスからは夜を飛び越えるので、時差ボケがキツくなります。
ラ・セレナを通過する
ラ・セレナを通過する
ロスアンゼルスまでの飛行経路は、カリフォルニア湾の上空も通過します。ここも思い入れのある場所です。

1991年7月11日の皆既日食は、ハワイ島からカリフォルニア半島の先端を通過してメキシコ南部〜中米諸国を通り、南米のコロンビアからブラジルの奥地で日没皆既日食となる豪華な皆既日食でした。ちょうど飛行機が通過しているSan Jose del Caboで6分20秒もの巨大な皆既日食を撮影していました。あれから早や28年です。
カリフォルニア湾を通過する
カリフォルニア湾を通過する

第三接触のダイヤモンドリング
第三接触のダイヤモンドリング・・・6時方向のプロミネンスがπ字型をしています

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