ラ・セレナ皆既日食・市街観光編

Keietsu Sayama
(16)もう一人の日本人が現る

こちらのスマホの充電が終わったら相方のスマホを寝ている間に充電します。カメラやビデオカメラ等、多数充電が必要な機材を抱えているので部屋に缶詰めされているうちに全部充電を終えました。

翌朝の朝食もカフェテリアで食べます。今日は次の宿へ泊まるため早めに市内観光をします。Cafeの電飾が良かったので撮りました。
カフェテリアの備品販売
カフェテリアの備品販売
今度は腹具合が悪くならないよう、正露丸糖衣Aを4錠飲んでから出発の準備で部屋に戻ります。しかし部屋のカギがどうしても開かないのでオーナーを呼びに行く間、部屋の前に立ち尽くしました。

部屋の前でオーナーを待っている間、若い日本人から声を掛けられました。話が盛り上がり、これからラ・セレナ市街を観光するから一緒に行かない?と誘うと付いてきてくれました。彼は三重から1人で来た松永さん。エンジニアをやっていて英語もしゃべります。
松永さんが来る前の4号室の部屋
松永さんが来る前の4号室の部屋
南米チリのラ・セレナ市街は、かなりお洒落な街でした。 市街中心部は、道路が赤茶けたタイルで敷かれていて日本のような白線がありません。 街並みもチリで2番目に古い街らしく、古き良き時代の建物が良く目につきました。 車の通りが多いのですが、比較的安全な街と言えましょう。

街の中心街でアコーディオンを弾いて歌っているベテランさんを撮りました。ラ・セレナの風情をお楽しみください。
アコーディオンを弾いて歌うベテランさん
アコーディオンを弾いて歌うベテランさん

Daily life of La Serena

(17)両替所と郵便局へ行く

今日は7月1日の月曜日なので、金融機関と郵便局は営業中です。皆既日食観測客が大挙して訪れるので、昨日より市街の人口が増えたような気がします。そう言えば、アコーディオンを弾いて歌うおっちゃんも昨日はいなかったですね。昨日はこの両替所の手前で退散しましたが、今日は是が非でも両替をしないといけません。この両替所のある建物が、かなり絵になる風景でした。
ラ・セレナ市街の両替所
ラ・セレナ市街の両替所
何よりも青空に映えています。この建物を見ていると、道路の全てが赤茶けたタイルで敷かれているのが分かります。

この両替所は、サンチアゴ空港より良心的なレートでした。ラ・セレナ空港にはなかったので、随分遅くなった両替です。チリの通貨はチリペソと言って、1000チリペソで約150円です。 主に流通している紙幣は10,000ペソ・5000ペソ・1000ペソ紙幣の3種類。また20,000ペソ・2000ペソ紙幣も存在します。
両替所で待機中
両替所で待機中
地球の歩き方などのガイドブックによると、高額紙幣はあまり好まれません。なるべく小額紙幣を出した方がいいでしょう・・・と書かれていました。

前回の1994年11月初旬にチリに来たときは、サンチアゴ観光→イキケ→バスでアリカ→アタカマ砂漠で皆既日食観測と言う順番でした。観測後は、チリの日食翌日新聞を買ったのですが、流石に四半世紀も経っているとチリの通貨なんて覚えていないです。
ラ・セレナ市役所
ラ・セレナ市役所
ラ・セレナ郵便局に着きました。ビデオで相方が説明した通り、両替所とは目と鼻の先にありました。今日は地平線まで良く晴れていて、まぶしいくらいの紫外線が肌を差します。

実は、ここに来るまでチリに皆既日食記念切手があるとは知らなかったのです。皆既日食記念切手は何処にも告知がなかったので、まさかあるとは思わず嬉しい誤算でした。相方が交渉すると結構出てきました。皆既日食記念切手は1シート日本円で5500円。1枚だと日本円で140円です。記念用に1シートと数枚購入しました。
ラ・セレナ郵便局
ラ・セレナ郵便局
ラ・セレナ郵便局は、平日にもかかわらず昼の12時で閉まってしまうそうです。営業時間が短すぎです。午前中のうちに出掛けたので、上手く購入出来ました。多分、チリ遠征で来られている方も買えなかった方が多いのではないでしょうか?

来客もかなり椅子に座っていましたが、皆既日食記念切手が目的ではなさそうです。告知自体されていないので、知らなかった方々が多いと思います。本当はもう1シート買いたかったのですが、現金払いしか出来ません。もう少し両替所で両替をしたかったのですが、250$しかドルを持っていなかったので致し方ないです。
チリの皆既日食記念切手
チリの皆既日食記念切手

Daily life of La Serena2

(18)市場で昼食を取る

郵便局の向かいにあった皆既日食ポスターが目を引いたので撮影します。サンチアゴ空港のラ・セレナ行き搭乗口でも見たのですが、なぜか韓国資本のサムスン電子が皆既日食CMを流していました。このポスターも同じ企業が資本です。 それにしても絵的には見事な作りのポスターですね。一目で7月2日の16時38分〜16時41分まではラ・セレナで皆既日食が見られますよ・・・と告知しています。
郵便局の向かいにあった皆既日食ポスター
郵便局の向かいにあった皆既日食ポスター
郵便局向かいの公園に立てかけられた皆既日食看板も目を引いたので撮影します。いずれも綺麗にレイアウトされていますね。本来なら7月2日の16時39分〜16時41分までこの公園でも皆既日食は見られますが、1分ほど時間が違うのはご愛嬌でしょうか?

皆既日食時の太陽高度が13度しかないので、建物が並ぶ市街中心部ではただ空が暗くなるだけです。コロナが見たいなら北西の海岸が開けているFaro Monumental辺りで見るのが一番良く見られます。
郵便局向かいの公園に立てかけられた皆既日食看板
郵便局向かいの公園にあった皆既日食看板
その後テントで張られたような市場を横断して、まだ歩いていないエリアの中心街に向かいます。ラ・セレナ中心街をプラプラと歩いて行くと、売り切れていたはずの日食グラスが売られていました。相方はドクロが大好きなので、早速ドクログラスを買い求めます。

私は写真左下のチリをあしらった日食グラスを買いました。いずれも1000チリペソです。日本円で150円です。過去の日食グラスがあるので、本番の観測中も買った日食グラスは使わなかったです。
日食グラスが売られていました
日食グラスが売られていました
中心街をぐるっと回り終わったのか、見慣れた風景が飛び込んできました。ラ・セレナ市場です。昨日ダウンしてホテルで缶詰めになっていた間、相方は現地の人々とかなり交流していました。市場のどこへ行ってもハイ!とかオラ!とか声を掛けられます。やはり言葉の壁を乗り越えると、その先には楽しみが待っていますね。

こちらが分かるのは、Buenos diasとBuenas tardesとqueしか分かりません。前者は挨拶で、後者はあれとかそれとかと言う意味です。出身地の津軽弁でも“ケ”は同じような意味なので覚えていました。髪の毛のケ、モノをもらうときに掛ける声のケ、粥の汁のケ。
LA RECOVA
LA RECOVA
用事を済ませてから市場で昼食を取ります。ウチに来ればワンドリンクサービスしますよ…との触れ込みに惹かれ、そこで昼食を取ります。松永さんは自分でWi-Fiを持っていて、Wi-Fiのパスワードを教えてもらいました。

久々に日本の情報が得られます。前にも書いたのですが、やはりネット環境がないと旅は不便です。次回の旅は無線Wi-Fiを借りておかなければいけません。
旅は道連れ・・・左から松永・相方・オラ
旅は道連れ:左から松永・相方・オラ(敬称略)
昼食が出されるのが遅く、一時間ほど待たされました。その間、来客が増えて従業員も通りづらそうでした。Wi-Fiが使えたので日食掲示板に投稿したりして、暇つぶしには丁度いい時間でした。

昼食で出されたモノは、クリームシチューのようなものでしょうか?結構旨かったです。日本円で1500円するだけの価値はありました。皿に残ったシチューは、パンをこすりつけて残らず食べました。下の動画は、昼食前に中心街の路上で撮ったものです。
昼食で食べたモノ
昼食で食べたモノ

Daily life of La Serena3

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