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(10)サンチアゴからラ・セレナへ
確か25年前、チリに来た時はランチリ航空だったと思うのですが、タム航空と合併してラタム航空と名前を変えたそうです。
機内サービスでコーヒーを頼もうとしたら、有料だと言われ無料の水を頼みました。完全にLCCです。
フルサービスの航空会社に長く乗っていたので、違和感があります。
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雨が降っているサンチアゴ空港 |
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小1時間でラ・セレナ空港に到着。雨続きだったサンチアゴと違って快晴でした。昨日まで天候が悪かったのですが、滞在中は快晴で皆既日食当日に限っては降水確率0%です。
空港の中は皆既日食の告知パンフレットで溢れていました。構内の外れに土産物屋があり、中を覗くと黒い皆既日食Tシャツが売られています。サイズと試着が可能か聞いてから日本円で1500円の値段で買えました。 |
快晴のラ・セレナ空港 |
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その店にアジア系の30台くらいの子連れカップルが見えたので様子を眺めていたら日本語がチラチラと聞こえてきました。思いきって声を掛けたら、サンチアゴ在住の日本人でした。
これから皆既日食を見るために来たのか聞いたら、サンチアゴに帰るとのこと。チリペソに両替するのを忘れたので何とか交通手段がないか聞いたところ、空港玄関口に横付けされているタクシーらしき車に向かって恐ろしい早さの流暢なスペイン語で交渉します。
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黒い皆既日食Tシャツが売られている土産物屋 |
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すると、その車がホテルまで12$で乗せてくれるとのこと。交渉してくれた日本人女性曰く、かなり良心的な値段ですよ。日本人夫婦に感謝の意を伝え、本人達も急ぐので私から黒い太陽にロマンを求めての名刺を差し上げました。
明後日ここで皆既日食が見られるのを知らなかったそうです。多分シゴトでラ・セレナに来ていたのかも知れません。 |
ラ・セレナ空港の皆既日食案内コーナー |
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タクシーの中はアルゼンチンタンゴが流れていて、アストル・ピアソラがフアンの相方は喜んでいます。予想外の早さで展開したラ・セレナ市街行きは、モノの10分くらいでホテル前に着きました。ホテル前でタクシードライバーに12$を支払い、笑顔のお別れです。
ドライバーが気を利かせて、紫色のスーツケースを宿まで運んでくれました。これまた慌ただしくチェックインの説明をされます。
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ラ・セレナ空港の皆既日食案内板 |