ラ・セレナ皆既日食・帰国編

Keietsu Sayama

From LAX Airport to Oregon Coast

(34)アメリカ西海岸上空を空撮

ロスアンゼルス空港に到着しました。例によって早々と入国と出国手続きを終えて、10:40の羽田行きに搭乗するために搭乗口へ向かいます。

手続きをしている間に毎度のことですが、ズボンのベルトと靴とカギとスマホを分けて検査台へ置かなければなりません。非常に面倒くさいです。

お土産はサンチアゴ空港の免税店で既に調達しました。免税店では旅行者であることを証明しなければなりません。売り場ではパスポート提示とサインを求められました。

簡単なチョコレートですが、橙色のパッケージで格安でした。自分用にナッツ入りのチョコレートを2つ買っています。この紀行文を書き始める前には、既に消費してしまったのですが・・・
ロスアンゼルス空港時刻表→10:40羽田行に搭乗
ロスアンゼルス空港時刻表→10:40羽田行に搭乗
ロスアンゼルス空港搭乗口の待合室の椅子にコンセントがあったので給電しました。ビデオカメラの撮影に結構電力を消費してしまっているのです。皆既日食撮影でメイン機種だったNikon COOLPIX P1000は温存します。機種自体が結構デカいので置き場所が無かったのもありました。主にスナップ写真は、スマホの4Kカメラで撮ります。機内の窓から空撮もするので、ビデオカメラを多用します。これが電力を消費するので、常に給電しなければなりません。 ロスアンゼルス上空から海岸を空撮
ロスアンゼルス上空から海岸を空撮
ビデオカメラを給電中に相方が日本人女性と話をしていました。ロスアンゼルス在住のナースで既婚者ですが、一時帰省をするとのこと。米国の医療事情は色々と不便が多いそうです。色々とお話を進めると我々と同世代か、それより年上のような気がします。

日食が南米チリで見られたのを知らなかったらしいです。皆既日食が起こるたびに海外へ行くこちらの方が珍しいのでしょう。こちらはラ・セレナで買った皆既日食Tシャツを着たまま帰国中でした。
海岸山脈に遮られる雲海
海岸山脈に遮られる雲海
待合室では搭乗手続きに不備があったのか、何度も二人の名前が呼ばれます。結局確認をしたかっただけのようですが・・・

アメリカン航空に搭乗します。搭乗口の受付嬢とスチュワーデスは半分以上が日本人です。日本人からすれば帰国便なので、英語の達者な日本人スタッフが選ばれているのでしょう。今度は飛行機に向かう通路で関所が無かったです。サンチアゴ空港が異常に警戒をしているのです。
雲が切れたら片っ端から撮影
雲が切れたら片っ端から撮影
ロスアンゼルス空港を離陸後、しばらく雲海を通っていました。すると雲が切れてきて地上の様子が分かるので、片っ端から撮影します。この辺りは寒流が流れているので、砂漠気候に近いです。

ロスアンゼルスは、米国でも有数の晴天率を誇ります。海岸線は海と陸の気温の違いから雲が発生してしまうのですが、海岸山脈で雲が遮られると晴天率が高くなります。
二つの湖沼を空撮
二つの湖沼を空撮

アメリカ西海岸の美しい海岸線
アメリカ西海岸の美しい海岸線

(35)機内食とオレゴン州の思い出

西海岸の美しい海岸線を空撮中にアメリカン航空の機内食が出てきました。ちょうどお昼時間です。アメリカらしい肉中心の機内食です。枝豆が出てきたのが日本行きらしいですね。アメリカン航空もUSBで給電ができます。機内食を撮影するときにUSBケーブルが見られますが、これはスマホ充電用です。スマホも給電しないとすぐ0%に近づくので、使用中はずっと給電しています。
アメリカン航空の機内食
アメリカン航空の機内食
昼食後、アメリカン航空はオレゴン州の海岸を離れました。今まで空撮していた海岸線は全てオレゴン州の海岸でした。機内空撮の関係上、反対側の窓は撮影できなかったのですが、一昨年訪れたオレゴン州上空を通過したワケです。

当時お世話になったジェシーさんや相方の姉夫婦は、皆既日食の時でもアメリカに滞在したままです。Facebookではつながっているので、特にグリーンフラッシュの動画を公開した時はいいね!が付いていました。一昨年は、松永クンもセイラム市内で皆既日食を観測したそうです。今回、必然的に出会うことになっていたのですね。
オレゴン州の航行地図
オレゴン州の航行地図
仮眠後に目を覚ましたら、日本地図に青森市の表示があったので思わず撮りました。紀行文執筆者の出身地は、青森市にほど近い弘前市です。県庁所在地なのに青森市と表示されるのですね・・・

一か月後に弘前ねぷた祭りが開催されるので毎年帰省しています。これを撮影しないと、夏と言う感覚が湧きません。紀行文執筆は、シゴトの休日に書くので直ぐに書けないです。この帰国編の原稿を書いているのが7/31なので、8/2には帰省します。日本に居ても慌ただしい生活ですね。
千島列島と北日本
千島列島と北日本

羽田空港への航行地図
羽田空港への航行地図

(36)関東上空を空撮

アメリカン航空の機体が関東上空に差し掛かりました。羽田空港への航行地図でちょっとした間違いを発見!福島県のいわき市を岩城と表示するのは分かりますが、山田市って何でしょうか?

右写真は、茨城県の霞ケ浦と北浦です。かつてシゴトで北浦の北にある鉾田市に半年ほど住んでいました。夏の終わりに鉾田の夏祭りが開催されるので、また行きたいですね。
茨城県の霞ケ浦と北浦
茨城県の霞ケ浦と北浦
アメリカン航空の機体が東京湾上空に差し掛かりました。もうすぐ羽田空港に到着します。行きは成田空港で帰りは羽田空港。帰りは、家に近い方が良いですね。

高度を下げた機体がやがて羽田空港に着いたころ、着陸の衝動が襲いました。パイロットが一番緊張する瞬間です。その後、降車口に向かってゆっくりと機体は進みます。これでスマホも自由に使えるし、日本の状況がバンバン入ってきます。
東京湾を空撮
東京湾を空撮

From Tokyo Bay to Haneda Airport

やっと日本に帰国しました。今回の旅は4泊8日で、4日間はこのように移動しなければなりません。帰りは風呂にも入れないし非常に身体が蒸してきます。羽田空港にもシャワー室があって、一回30分で1000円するそうです。今年は梅雨明けが遅くて、旅行中の日本は雨ばかりだったそうです。なのでそれほど風呂に入りたい欲求もなく、帰国できました。紫色のスーツケースを引っ張って家路に着くのかな・・・と思っていたら、荷物受取口で信じられない大どんでん返しが待っていました。 羽田空港に到着
羽田空港に到着
羽田空港荷物受取口で紫色のスーツケースが一向に出てこない頃、我々二人を呼ぶ声がしたので行ってみました。そこにはモデルより美しい空港スタッフが申し訳なさそうな顔をしています。

どうしたのかな?と思ったら、スーツケースが一足遅くアメリカン航空から運ばれる予定だとか。もう旅行は終わりで重い荷物を抱えながら帰らなくても良い気持ちが先に立ち、スタッフが悪いワケではないですよ。と言って住所や内容物を書いた書類を渡しました。
羽田空港荷物受取口
羽田空港荷物受取口
今まで見たことがない美人でも怒られ役を買って出ているのは、かわいそうな気がしました。持てなかったスーツケースは空港負担で家に送られてくるそうです。7/7まで休みをもらっているので、在宅中に受け取れます。全然問題はありません。

これがラ・セレナだったら怒っていたでしょうね。ロクに撮影ができなくなります。そう言えば出発前に日食掲示板の鷲さんから、南米経由はロストバゲージが多いと書かれていました。まさに目の当たりにした今回の旅でした。
羽田空港のトイレ案内板
羽田空港のトイレ案内板

今回の皆既帯は全て晴れて見られたそうです:NOAAより抜粋
今回の皆既帯は全て晴れて見られたそうです:NOAAより抜粋

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