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(17)切羽詰まったトイレ地獄
車でのお別れはあっと言う間です。レンタカーに乗り込み手を振って別れを告げたら怒濤の日々も終わりました。車はレンタカーの返却地ポートランド空港に向かいます。米国の運転も要領が分かったので、落ち着いて運転できましたが、ポートランドに着いてから道が複雑で迷いました。高速道路は単調な道のりなので眠気が増してやたらとトイレが近くなります。必死に我慢を重ねてやっとレンタカー会社に着きました。手続きを簡単に済ませて車のトランクに大きな荷物を残し、二人とも急いでカウンター脇のトイレへ…
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急いでポートランドへ |
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数分後安堵の表情を浮かべた二人は荷物を取りにレンタカーに戻ります。完全に引き渡すや否や、乗ってきた車を待っていた予約客にすぐ引き渡されます。あまりの効率の良いスピードに唖然としながらレンタカーの送迎車に乗ってポートランド空港に戻ります。
送迎車のドライバーさんは高齢者が多いのですが、運転は達者です。送迎車のマイクロバスは、ものの10分もしないうちにポートランド空港に到着しました。
バスプールから空港入口まではすぐ目の前です。デルタ航空に乗るので、搭乗口に近い場所で降ろしてもらいました。 |
アラモレンタカー引き渡し出口 |
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旅慣れた相方に教えてもらいながらデルタ航空のチェックインを済ませます。パスポートをチェックイン機に挟んで個人情報を入力すると搭乗券が出てきました。チェックインカウンターには日本人と米国の方々が約半数ほどいます。日本人のほとんどは皆既日食ツアー客でしょう。相方を税関検査の近くにいてもらうように伝え、重い荷物も何とか重量制限オーバーを回避できました。
相方と合流して税関の通り方を聞きます。税関でカードをピッとやっているのは米国人だけのようです。最後の水を飲んで空容器を棄てます。飲まずに捨てられるのは非常に勿体ないからです。
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ポートランド空港入口 |
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(18)帰国前に不快極まりない税関検査
紫のリュックに赤道儀を分割した部分を入れているので、税関検査ではいつも待たされて不快な思いをします。今回も手を合わせられてゴメンと謝られました。
トランクの重量対策にやっていることですか、不快極まりないです。ロクにテロ対策もせず普通の人を困らせるだけのような無意味な検査は即刻やめてほしい。普通のヒトは、テロなんてやろうとはこれっぽっちも思っていないです。
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空港入口のチェックインカウンター |
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相方は明日帰国するので、税関でお見送りです。帰り際『ニューヨークタイムスに皆既日食記事が載っているはんで3部買ったよ。後で精算するべ。』との声が届き手を振って答えました。
レンタカーを返す段階で出発時間に近いので日食翌日の新聞を買う暇すらなかったのです。空港内で新聞を探したのですが、ニューヨークタイムスしかなく2部ほど買いました。当然、コンビニや郵便局に行く時間もないです。
皆既日食翌日のフライトは早朝に集中していたので、殆どの新聞が売り切れていました。こちらの出発便は12:24発なので在庫が少なかったです。
ゾーン2の先頭で待ち、機内に入ります。やはり日食ツアー客が多い便でした。飛行機は9時間半をかけて再び成田空港へ向かいます。 |
皆既日食翌日のニューヨークタイムス |
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今回の国際便の行きと帰りはいずれも日本人でした。行きは若い男性で不愛想なので印象が薄かったです。帰りはどこかの家族のお子さんで、童顔でめんこい女の子です。
よく高速バスの昼行便で実家の青森県弘前市に帰省するのですが、必ず男女別に分けられます。飛行機は長時間のフライトでもあまり男女別に分けることはないようです。
ただ車窓から風景を撮影するのが好きなのでバスではトイレが近いので通路側が多いのですが、飛行機は窓側を必ず選びます。通路側の方が運良くトイレに行くと、それに追随して反対側のトイレに行くのですが、中々行かないときは我慢が出来ないときに合図して行かせてもらいます。
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皆既日食翌日のニューヨークタイムス・中表紙 |
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デルタ航空の朝食は印象的です。パイ生地にポテトサラダをベースにした野菜が美味かったですね。あまり甘すぎるのを取りたくなかったので、旅行中には飲むことのなかった牛乳を積極的に摂ります。夕食も牛乳を頼んだのを覚えていたスチュワーデスが気を利かせてくれたのか、はたまた余ったのか牛乳を2パックくれました。珍しいことなので朝食のパッケージと共に撮影しました。
行きも帰りも国際線の機内では500mlのミネラルウォーターが渡されました。貴重なのでバックにしまいます。
帰りは成田空港直行便なので、そのまま家に持って帰ります。 |
デルタ航空の朝食 |