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(5)慣れない右側通行
シアトルからポートランドへ。ポートランド空港で先乗りしていた相方と合流してからレンタカーを借りに行きました。恥ずかしながら何年海外に旅行しても英語だけはさっぱり覚えないので相方に通訳してもらいました。ガソリンは返す時に不足分を支払うことにしたら後払いになったのです。
レンタカーは事前にＣＡＲＨＩＲＥＬＡＢＳと言うサイトでポートランド空港を検索しました。既に大手のレンタカー会社は車の空きがなかったので、アラモレンタカーと言う聞きなれないレンタカー会社から借りることになりました。何が起こるか分からないのでカーナビの付いた車にしました。
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アラモレンタカー受付窓口 |
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以前所持していた車は、2011年に維持費がかかるので売っています。年に二度ほど田舎の青森県弘前市に帰省するので、その時に実家の親が使っている車を借りて運転しています。前職は施設利用者の家を往復するドライバーも兼務していたので、車の運転に問題が無いはずでした。
しかしアメリカは、右側通行の国です。いざ本線に出てみるとビュンビュン追い越してくる車に抜かれ、交差点ではクラクションを鳴らされて、とても平常心で運転が出来なかったです。ウィンカーを出すつもりで操作したらワイパーが動いてしまいます。何度も小道を通って迷いました。ホテルの近くまで来たのですが、交差点の手前で曲がり切れず何故かマクドナルドに入ってしまいました。
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レンタカー会社のメリッサさんが我々のDATAを入力 |
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それでも結果的にマクドナルドに行って正解でした。ホテルには何も用意されていないと予想されたので、簡単な夕食を取りました。日本のメニューとはまるで違って値段は高めながらボリュームあるバーガーを食べました。
あっという間に日は沈み、店の外も暗くなりました。時間は午後９時。キリの良いところでマクドナルドを出ます。右側に曲がることが出来ないので、行き先を慎重に決めて左に曲がって閑散としている角を曲がって右に行きました。レンタカーをぶつけられるとマズいので、ホテルの敷地の端っこに車を停めて窓口に向かいました。
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実際に借りたレンタカー |
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(6)場末のホテル
成田空港から狭いエコノミークラスでは睡眠も浅くなり、ホテルに着くまで頭がボーッとしています。着いたホテルは場末の様相を呈していました。場末感が漂う部屋を銀塩カメラで撮影しようとしたらミラーが引っかかって動きません。
撮影機材はリュックに入れていたのですが、輸送の衝撃が大きかったのかも知れません。ミラーを直そうと触ったら、指はなぜかシャッター羽根を触っていました。普通ではない心理状態で操作するといけませんね。シャッター羽根が動かなくなり、銀塩カメラが故障しました。
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場末のホテルのイスと冷蔵庫 |
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やりきれない思いを殺しながら持ってきたビデオカメラ２台をフル稼働することにしました。思えば昨年はビデオカメラが故障して旅の後半は銀塩カメラが活躍していました。疲れを溜めたまま機材を触るとロクなことがありません。カメラのために買ったフィルターも使えず宝の持ち腐れです。
性格的に場末感溢れる設備は好きなので、ビデオカメラのデジカメで場末の部屋を撮影。これでも１泊10,226円です。皆さん信じられますか？冷蔵庫の冷凍室は霜取りされていないので氷河期の再来のような霜がびっしりと着いていました。またクーラーは付いていたのですが、洗面所に１基しか置いていなかったです。
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背もたれが剥げた椅子 |
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昨日借りたレンタカーでポートランド空港周辺を右側通行したのですが、まるで慣れず３度も後続の車からクラクションを鳴らされました。煽って来られると平常心で運転ができず、何度かヘンな道に入りホテルに着くまで非常に時間がかかりました。カーナビと隣にいた相方がいなければ運転が出来なかったかも知れません。
そのおかげで翌朝は、一度もクラクションを鳴らされずに運転が出来ました。ただアメリカ国道５号線は高速道路のような作りで、信号が無く後続車がビュンビュン飛ばしてきます。神経の休まる暇がなく、今回のホスト先であるジェシー宅に着いてからドッと疲れが出て2時間仮眠しました。
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洗面所に置いてあったクーラー
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