グアム金環日食・帰国編

Keietsu Sayama

ホテルからサークルKまでの経路図
ホテルからサークルKまでの経路図

(22)日食記事が載った新聞を買いに行く

日食翌日の朝は新聞記事の1面にデカデカと日食記事が載るものです。金環日食の盛り上がりに欠けるグアムも例外ではありません。

新聞が売られているのがサークルKと言うどこかで聞いたようなコンビニに売られている情報を聞き、朝食前に買いに行きます。朝から強烈な日射しが容赦なく照りつけます。
コンビニエンスストア大阪
コンビニエンスストア大阪
コンビニエンスストア大阪と言う怪しい店にもそれとなく新聞が売られているか聞いたのですが、サークルKにしかないとのこと。朝から暑くて参りましたが行くしかありません。帽子も持って来ていましたが、なぜか忘れました。

なるべく日影を選んで歩き、やっとサークルKに到着。日食記事が載った新聞は3部しかなく、全て購入しました。また暑い中、徒歩でホテルに戻り朝食を取ります。
サークルK
サークルK
(23)ホテルで朝食をとる

Holiday Resort & Spa Guamは、食事スタイルが全てビュッフェ形式です。壁伝いに回ると効率よく皿に食物を乗せられます。

グアムでは、若い女性の姿をよく見ます。初対面のヒトには人見知りになるので、積極的に声を掛けるタイプではありません。どんな経緯でグアムに来たのか分かりませんが、美人が多くいました。
ビュッフェ形式の食事
ビュッフェ形式の食事
上の写真の右側には、ビュッフェ形式のサラダバーがあります。昔からサラダが好きですが、一昨年に糖尿病になってから更に健康に気を付けるようにしてサラダを食事の前に摂るようにしています。

先にサラダを食べてから主食を食べると血糖の上昇が抑えられるとのこと。今では病気になった頃と変わらない薬を飲んで血糖値の上昇を抑えています。インシュリンを血管に打つようになってからでは遅いので、早め早めの対策です。
ビュッフェ形式のサラダバー
ビュッフェ形式のサラダバー
朝食には欠かせない味噌汁コーナーがあるので、毎食欠かさずに摂っています。隣にはチキンライススープと言う聞きなれないスープがありましたが、敢えて手を付けなかったです。

味噌汁の具は三種類あって、奥からワカメ・豆腐・ネギです。全て味噌汁に入れます。以前、介護施設で昼食を作ったこともありましたが、出汁の作り方を知らず味噌と具だけを入れて出しました。
朝食には欠かせない味噌汁
朝食には欠かせない味噌汁
それから食の色々なことを調べていると、出汁ダイエットと言う文字が飛び込んできて早速調べました。今では自分でレシピを作って実際に作って職場の飲み物に持って行っています。

まず30cm位のフライパンに50gの昆布をハサミで切ります。そこに3リットルの熱湯を入れて昆布から出汁を取ります。そこにカツオダシの粉末を適量入れ、更に追い出汁として昆布だしとあごだしをそれぞれ1本入れて更に合わせだしを1パック入れて沸騰させます。
ビュッフェ形式にオムレツバー
ビュッフェ形式にオムレツバー
15分くらいしてからガスを止めて、そのまま一晩置きます。冷えた出汁は、オタマで上澄みをすくってボールに入れます。だいたい12回すくってボールに入れて、それを500mlのペットボトルに入れるとちょうど良く溜まります。

4本目のペットボトルに入れると出汁の濃い部分が抽出されるので、何とか上澄みを入れて出汁ドリンクが2リットル分の500mlのペットボトルが4本作れます。職場には2本だけ持って行きます。
テーブルに並べた朝食
テーブルに並べた朝食
出汁ドリンクには味覚を正常にする働きがあります。味噌汁にも出汁が入っていることで、日々の旨みを感じることができます。出汁ドリンクを飲む習慣のない方でも味噌汁を作るときにペットボトル一本の出汁ドリンクを入れると美味しい味噌汁が作れます。

話は戻りホテルの朝食は運動したので腹が減り、二度目を食べました。昨日から冷奴が出されているのを知ったので、醤油を入れて食べます。和食は実に美味いですね。
テーブルに並べた2回目の朝食
テーブルに並べた2回目の朝食

ビュッフェ形式の氷と水とお湯とコーヒーのコーナー
ビュッフェ形式の氷と水とお湯とコーヒーのコーナー

(24)日食翌日の新聞を2社入手

朝食後部屋に戻りパソコンで色々やっていたら牛山さんから電話が…実は昨日から新聞の件で相談していて、南十字星ツアーに参加した帰りに新聞を立て替えて買ってくれるそうです。

ツアー前から西鉄旅行にはメールで色々質問していたのを半ばツアコンと化した牛山さんが引き受けてくれました。それでも早く起きたらウラを取りたいので、自力で新聞を入手したかったのです。

その新聞の引き渡しの電話でした。夜を徹してのツアーに参加されたので、寝ているかも知れないと思い電話は自重していました。

早速牛山さんの部屋に行き、新聞の入手先を聞いたら何と同じサークルKでした。それで新聞の在庫が少なかったのですね?

新聞の存在は他のツアー客に知られることもないまま2社併せて数部入手出来ました。牛山さん、ありがとうございました。
THE GUAM DAILY POST
THE GUAM DAILY POST
しかし金環日食記念切手だけはどうしても入手出来なかったです。グアムでは金環日食の盛り上がりがなく、横断幕すらなかったです。金環日食と知らずにグアムに来た日本人が殆どでは仕方ありません。新聞だけが唯一の記念グッズです。その新聞も折り目を付けないようトランクに入れて全ての梱包が完了しました。

ホテルのチェックアウトは昼12時なので、10分前には部屋を出ます。Holiday Resort & Spa Guamは、11階建てで11階から5階までは客室です。我々のツアーは全て5階に部屋がありました。

5階のエレベーターに向かうと、既に待っているツアー客がいます。反対側のエレベーターは5階には止まらない開かずの扉です。階上の客が優先的に使えるのか、素通りされてしまいます。

12時直前になって最後のツアー客のカップルが来ました。たまに下に向かうエレベーターの扉が開いても階上の客が優先的に乗ってしまうので満員で乗れません。
Pacific Daily News
Pacific Daily News
結局チェックアウトの12時を過ぎても階上の客がエレベーターに殺到してチェックアウトをするので、更に待たされ続けました。もう諦めの感情も湧いている中、10分後にようやく人が入れるスペースの空間ができたエレベーターが降りてきてロビーに向かいます。

ロビーの受付もその辺は分かっているようで、問題なくチェックアウトを済ませました。グアム国際空港に行くバスが13時に出るので、ホテルを出るには時間がまだあります。
待たされ続けた5階のエレベーター
待たされ続けた5階のエレベーター
チェックアウトを済ませ、スーツケースをホテルの出口があるLLまで運ぶのでまたエレベーターを使います。また待たされましたが、チェックアウトを済ませたので気が楽です。

他の皆さんは早めに降りてきて、荷物を階段の裏にある荷物置き場に置いて昼食を摂っています。こちらは遅い朝食を二回分摂ったので、特に腹を空かすこともなく皆さんが集まるのをLLの椅子に座って待ちます。それまでKさんと雑談しました。
LLとLを繋ぐ階段
LLとLを繋ぐ階段

ロビー向かいの待合室
ロビー向かいの待合室

(25)いよいよ帰国の途につく

いよいよ日本に帰国です。出発の2時間前に空港に着いたにも関わらず、受付待ちの長蛇の列が…結局2時間以上待ってからやっとX線検査場に着きました。

X線検査場の傍で待っている間、日食界の大御所OさんとIさんがグアム空港にいるのを確認。腕を降って簡単なご挨拶としました。
グアム国際空港の受付待ち
グアム国際空港の受付待ち
チェジュ航空は行きも帰りもチャーター機らしいです。チェジュ航空はプサン経由で成田に向かう便が多いです。直行便で楽に日本に帰れる便もないので、これだけ混むのでしょう。

思えば普通に泳ぎに来ている客に割って入ったのが我々のようなツアーなので、肩身が狭いです。それでもグアムに滞在するワケにはいかないので、ひたすら順番を待ちます。ただ待っているのもシャクなので、空港の柱に映った雪結晶を撮ります。
グアム国際空港の受付待ち前の柱
グアム国際空港の受付待ち前の柱

タモン湾を機上から撮る
タモン湾を機上から撮る

(26)タモン湾を機上から撮る

行きも帰りも真ん中に女性を挟んで窓際は私、通路側が牛山さんとなりました。窓から撮影するが好きなので、窓際で良かったです。

日没の一時間半前にグアム国際空港を飛び立ちます。タモン湾の上空には、結構雲が広がっています。タモン湾を半周した飛行機は、そこから一気に上空へ向かいます。
夕陽に照らされたタモン湾
夕陽に照らされたタモン湾
夕陽の逆光に照らされたタモン湾を撮ると、もうタモン湾は見えなくなりました。機上から下を見ると、雲海ばかりが広がります。

隣のツアー客の方と牛山さんがカメラの話で盛り上がっている頃、機上で日没を迎えました。太陽の光はいつまでも空を赤く照らし、たまたま光を浴びた三つの雲が漢数字の三となりました。太陽が更に沈んで薄明も過ぎた頃は、金星も見えています。
機上から撮った夕陽
機上から撮った夕陽
たくさんの思い出と感動を乗せた飛行機は、やがて成田空港第三ターミナルに到着。機内から降りるまで一番後ろの席で待たされたので衆人監視の下、思い切って冬服に着替えました。

現地解散となり、皆様に挨拶もそこそこに帰路に着きます。第三ターミナルから第二ターミナル行きの無料シャトルバスが運行されているので、それに乗ります。
日没後の雲海に漢数字の三が浮かぶ
日没後の雲海に漢数字の三が浮かぶ
(27)帰りのバスはあっという間に出発

第二ターミナルから後10分でウチから近い新百合ヶ丘行きのバスが出るとのことで、急いでチケットを買ってバスに乗ります。

タイミング良く、新百合ヶ丘に着いたら最寄りのバス停行きの最終バスが待っていました。急いでトランクを持って乗り換えてやっと帰宅しました。
成田空港第三ターミナルに到着
成田空港第三ターミナルに到着
高速バスで成田空港から都内に入り、川崎まで行くのにレインボーブリッジを渡ることをすっかり失念していました。いつでも撮れるスマートフォンを出して、車窓の前方にある運転席の窓から初めてレインボーブリッジを撮ります。

レインボーブリッジは反対側の窓から良く撮れたみたいで、正面からしか撮れなかったのが悔やまれます。首都高によると、12月いっぱいはレインボーブリッジを七色に点灯するそうです。車を持っていないので、レインボーブリッジを撮影するのも叶いません。
レインボーブリッジ
レインボーブリッジ
帰国して1日休んでからシゴトしましたが、日勤の残業をしている頃から気温差で体調を崩しました。元旦に勤務が入っていたのですが、体調不良で休まざるを得ません。

皆様も暖かい気候に遠征したら気温差に慣れない身体が必ず悲鳴を上げるので、帰国後も充分休んでからシゴトに復帰してください。それでは長々と長い紀行文にお付き合い頂きまして、誠にありがとうございました。
I Love Guamのバス停
I Love Guamのバス停

光を浴びた三つの雲が漢数字の三になった

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