Keietsu Sayama
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(15)ビーチで部分日食を撮影 最初に太陽と月が接する第一接触を迎えました。太陽は右下の方向からゆっくりと欠けて行きます。以前持って来ていたスカイメモTは結局役立たずなので、日本に置いています。もう売り時ですね。 頑丈な三脚もありますが、重量が嵩むので今回は置いてきました。三脚固定撮影なので、相変わらず太陽が中央に来ません。Kさんから次回に向けて良い機材を教わったので、次の観測までには導入します。電源スイッチを押すと自動的に太陽を追尾するそうです。 |
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今回の日食撮影機材も前回チリで撮影した機材と一緒です。Nikon COOLPIX P1000にkenko PRO ND100000(角型)100×100とマルチホルダーG100にkenko アダプターリング77mm径をレンズの内径に付ければ部分日食が安全に撮影できます。写真は半分フィルターを外した様子です。
この写真はスマホで撮ったので、カメラ本体にピントが合っています。フィルターに書かれたロゴはピントが合わずにボケています。 |
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グアムの解放感溢れる海岸線に居ても暑さは誤魔化せません。暑いというだけで疲れる体質なので、撮影の合間は日陰で椅子に座って休みますzzz
最近よく忘れる日食撮影スケジュールも出発ギリギリに作成して印刷したものを持ってきています。DATAはXavier Jubierさんが作成した資料から製作しました。 |
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2016年のインドネシア・テルナテ島皆既日食の時に作成したExcelに第一接触・第二接触・第三接触・第四接触を入力すると自動で食分を割り出すツールを作ったので、それを活用します。
食分10%の部分日食も作成した資料から時間を割り出して撮ったものです。食分5%の部分日食と欠け方を比べても合っていますね。 白い砂浜の上に三脚を立てているので、撮影中にブレたり太陽が中心に来なかった写真の方が多いです。見栄えの良いものだけ紀行文に掲載しています。 |
(16)Kさんの赤道儀を確認 部分日食は8分に一回撮ればいいので、撮影の合間は時間が余ります。そこで、皆さんの撮影機材を撮影してみました。Kさんの赤道儀は、電源を入れるだけで太陽を自動で導入できるものです。これと同じ機種を観測後に教えてもらいました。 とても軽くて海外遠征に持って行くには重宝しそうです。 |
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これは、半年前にアルゼンチンのサンファン皆既日食に行かれたさやまBさんと同じ機種ですね。と言うことはAZ-GTi×REDCAT51と言う機材を使っています。
ここで改めてさやまBさんの機材紹介文を再掲載します。 AZ-GTiは経緯台ながらGPS内蔵、自動導入・自動追尾をしてくれます。夜なら2-3の明るい星を頼りにキャリブレーションしますが、昼はそうはいきません。 |
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REDCAT51の初期値水平はデジタル水準器を使ってみます。方角は、REDCAT51から垂らした2本の糸を結ぶ線を手掛かりにアナログコンパスとデジタルコンパスで南北を定めます。
ここに時間をかけたおかげで太陽追尾は250mmでの撮影には大きな支障がない程度までセットできました。やはりこれは楽です。経緯台自体は乾電池単3(6本)で駆動し重量は4s程度。購入して2か月弱でしたが、優れものと感じました。 上の写真では、導入を諦めたスカイメモが使われています。これは北極星を導入しなければならないので、自動導入できる赤道儀に比べて使用するパフォーマンスが落ちてしまいます。 次回購入する赤道儀は、KさんとさやまBさんの赤道儀と同じものにした方が良さそうですね。 |
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でも今まで買い揃えた機材の中にはKenkoスカイメモS用 微動雲台を持っているので、カメラ三脚にマウントすれば使えます。
AZ-GTi×REDCAT51に装備されているアリミゾクランプではカメラ機材をマウントしにくいため、アリガタプレートにアルカスイスクランプを付けて変換すると二台くらいはカメラを載せられそう。 AZ-GTi×REDCAT51に付いているアリガタプレートの裏にネジ溝があるので、そこにスカイメモS用のバランスウエイト1kgを入れればカメラ丸ごと付けられます。 出来るだけNikon COOLPIX P1000の特性を生かしたいので、これもアリでしょう。確かNikon COOLPIX P1000付属のレンズにアリガタプレートを付ける枠などなかったので、これしか方法がありません。 |
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右の画像はアルカスイスクランプです。この上にNikon COOLPIX P1000を載せます。アルカスイスクランプ右側の大きなつまみ状の突起が気になる方もいると思いますが、これは内蔵されている水準器です。左下と後ろの面にも緑色の囲いが見えますが、これらも全て水準器です。
水準器の真ん中に丸が書かれていますが、この中央に架台がくると天頂まで真っ直ぐ天地が合う撮影ができます。つまり撮影していて被写体がブレないと言うことです。 |
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撮影のことなどそっちのけで長々と赤道儀について書きましたが、この紀行文はある意味これから検討する機材のメモも兼ねているのでご容赦ください。右の画像も手持ちの機材でスカイメモS用のバランスウエイト1kgです。これを赤道儀のアリガタプレートの裏にあるネジ溝に付けて逆側にカメラを付ける作戦です。
カメラはNikon COOLPIX P1000を使用。カメラ本体の重量が1415gあるので、バランスウエイト1kgの重りを末端側に移動すれば何とか対処できます。下の画像はnabeさんのブログから拝借したものです。この形を次の遠征に生かしたいと思います。 |