グアム金環日食・潜水艦編

Keietsu Sayama
(5)アプラ港の小さな港

翌朝は旅行前から楽しみにしていた潜水艦のアトランティスサブマリンに乗る日です。起きてから変に気分が高揚してしまい、サングラスと飲み水と部屋にチップを置くのを忘れてしまいました。

送迎バスに乗ってから初めて気がついたので、後の祭り。旅の命とも言えるパスポートと現金$とカメラ機材は忘れずに持ちました。
アトランティスサブマリンのツアー参加券
アトランティスサブマリンのツアー参加券
アトランティスサブマリンはグアムでもかなり人気のあるツアーで、第1便の朝7時10分は満席。第2便の朝8時10分でホテル前から出発のツアーになりました。

各ホテルからカップルや子連れがバスに乗ってきます。途中バスを入れ替えるので、全員降りて違う運転手が乗ったバスに乗ります。乗客は、日本人8割、韓国人2割でした。途中から日本人スタッフが参加券の回収をすると、参加者の腕(小手)に紙を付けました。
アトランティスサブマリンの建物
アトランティスサブマリンの建物
グアムは日本語が通じますが、日本人スタッフにだけ通じます。ホテルや運転手は現地のチャモロ人で英語しか分からないです。バスで周りの施設を見ると韓国語で書かれた看板が日本語で書かれた看板と同じくらいありました。

タモン近辺のホテル行脚からアトランティスサブマリンの潜水艦が待つアプラ港に向かいます。道中、海岸線の景色と青い海が印象的で何度も見入ってしまいます。
アトランティスサブマリンの待機場所
アトランティスサブマリンの待機場所
やがてバスはアプラ港の小さな港に着きました。プレハブで出来たような施設でトイレを済ませ、潜水艦が浮かぶアプラ港の真ん中まで送迎船が出ます。送迎船が結構スピードを出して向かうので、暑かったのですが心地よい風に吹かれました。

潜水艦の中は飲食とトイレが不可です。最初に乗った送迎船で説明されました。子供とかは我慢できないので、送迎用の船でトイレが可能です。
潜水艦へ向かう送迎船
潜水艦へ向かう送迎船

グアムで就航している Atlantis V 潜水艦
グアムで就航している Atlantis V 潜水艦

(6)潜水艦の中に入る

やがて港の沖に着くと潜水艦の男性スタッフが我々を出迎えてくれました。彼らは操縦せず、潜水艦の隣に浮かぶスタッフ用の船に待機します。彼らは送迎船のロープと潜水艦をつなぐ役目です。

潜水艦は前方からハシゴを使って降ります。ハシゴを背にして降りたら、スタッフから逆に降りてとヂェスチャーされました。
ここから入って
ここから入って
ツアー客が全員乗るとハッチが締まり、潜水を開始します。先に送迎用の船が港に戻るので、潜水艦の窓から細かい泡の移動が見えました。泡が見えなくなったら潜水開始です。

潜水艦は珊瑚礁の岩伝いにゆっくり進みます。珊瑚礁で良く見られるような小さくて色鮮やかな魚が寄ってきました。両隣の子供がニモニモニモと騒ぎます。ニモはバラバラに泳いでいますが、ファインディングニモと言う映画の影響はこの世代にもありましたね。
潜水艦の内部
潜水艦の内部・・・一列に並びます
潜水艦の中は操縦とアナウンスがいずれも女性です。アナウンスのヒトは結構ノリノリでした。

岩伝いに進む潜水艦のもう片方は、何もない海が広がります。岩伝いに魚が見られるので、皆さん1列になって楽しんでいます。

潜水艦は決められたコースを順に進みます。進行方向にコーンのような人工物が置かれていて、珊瑚礁の岩伝いに進みます。
潜水艦の前方とスタッフ
潜水艦の前方とスタッフ
アトランティスサブマリンの運行経路には、幾つかの餌付けポイントがあります。餌付けポイントに必ず複数の魚が寄ってくるので、餌付けポイントが多いほどシャッターチャンスも増えてきます。

魚は寄ってきますが、写真映えするような黄色や青い魚はなかなかお目にかかれません。千載一遇の偶然にかけるしかないのです。また空が晴れていることもポイントです。海中に太陽の光が良く届くので、サンゴ礁も魚も明るく撮ることができます。
サンゴ礁と餌付けされた魚
サンゴ礁と餌付けされた魚

アトランティスサブマリン送迎船の航路と潜水ポイント
アトランティスサブマリン送迎船の航路と潜水ポイント

(7)絶景の水中を堪能

潜水艦の水中から撮った写真には、Photoshopで自動トーン補正をかけています。そうしないと、どうしても青い写真になるので。

アプラ港のサンゴ礁は、テーブルサンゴが多いですね。その周りをタイミング良く青や黄色の魚が通り過ぎると絵になる写真が撮れます。ピンクや赤い色の魚はいなかったです。
テーブルサンゴと熱帯魚
テーブルサンゴと熱帯魚
逆に黒い色の魚が非常に多く生息していました。イソギンチャクやウツボなどが潜水艦の窓から確認できなかったので、赤系統の色をした魚がいなかったかも知れません。

潜水艦はアプラ港の中央南部から、ゆっくり時間をかけてサンゴ礁伝いに移動します。艦内は冷房が効いていてヒトによっては寒く感じるほどです。私なら、ちょうど良い気温です。皆さん潜水艦の窓に釘付けになっています。環境を気にする余裕もなさそうです。
黄色と青い魚の共演
黄色と青い魚の共演
グアムで運行されている潜水艦・アトランティスV号は、1988年10月1日に最初の運航を始めました。当時の値段で400万ドルをかけて造られたのですから、膨大な費用が掛かっています。

潜水艦の乗客定員は28名で、12名以下ですと運行しないそうです。サンゴ礁のある片側しか見どころがないので、反対側の窓には誰も見ている人がいません。その代わりサンゴ礁のある窓には、人々が鈴なりになっていて満席です。
アプラ港の東側奥を空撮
青い魚と黒い魚
潜水艦の向きが変わり、魚がいなくなった頃、潜水艦の目の前にスキューバダイビングを楽しむ方々がやってきました。スキューバダイビングをやったことがないので、潜水艦のオプショナルツアーに参加しました。我々は、普段着とサンダルで楽々海中散歩です。

スキューバダイビングは、結構高額な費用がかかる趣味です。2009年7月22日の北硫黄島沖皆既日食では、ふじ丸で同室だった方がスキューバダイビングにはまっているヒトでした。小笠原諸島の父島でも、1回潜るのに20000円近くするそうです。
潜水艦の傍を通り過ぎるダイバー
潜水艦の傍を通り過ぎるダイバー
体験ダイビングの費用は、10,000〜15,000円。スキューバダイビングの基本知識を教わり、浅瀬の水中で基本練習、実際に海に潜ります。潜水時間は40分程度、休憩を挟んで2本潜ります。

ライセンスを取得できるコースは、3〜4日かかります。学科講習、浅い水中での基本練習、実際に海に潜る講習の3本立て。全て修了したらライセンス申請を行い、後日ダイバーとしての認定証が手元に届きます。費用は、60,000〜85,000円ほど。
魚達の共演
魚達の共演

Photoshopで補正をかけていない写真
Photoshopで補正をかけていない写真

(8)海面下45mから一気に浮上

潜水艦の前が前のめりに動き出して海中深く潜ります。段々海の色が青く濃くなってきました。魚の姿も見当たらず真っ白な砂が広がる海底に着きました。ここは海面下45mです。

1〜2分留まってから一気に海面に浮上すると潜水艦から大量の泡が出ます。ガイドのオナゴちゃんが陽気にアワアワ〜と騒ぎます。
アプラ港の海底・海面下45m
アプラ港の海底・海面下45m
潜水艦の上のハッチが空くと、そこから強烈な湿気と暑さが入ります。潜水艦の中はクーラーが効いていて快適でした。今度は前の方から出ます。潜水艦近くで待機していたスタッフに手助けしてもらいながら送迎用の船に戻ります。

送迎用の船は、相変わらず速いスピードで走ります。アメリカナイズされたノリノリのポップスも流れながらクリスマスの楽曲も流れます。暑さのせいか、どうもクリスマスと言う感じがしません。
潜水艦から大量の泡
潜水艦から大量の泡
グアムではクリスマスとなると大抵の店や郵便局は休業しています。アトランティスサブマリンは水曜日が休業日ですが、今日は特別に開いていました。

明日が金環日食で今日しかオプショナルツアーに参加できないので、思い切って参加して良かった。これでも費用は11000円かかりました。決して安くはないのですが、それだけの価値があるモノが見られました。ちなみに金環日食ツアーの参加者で潜水艦ツアーに行ったのは私一人だけでした。
潜水を終えて浮上したばかりのアトランティスV”
潜水を終えて浮上したばかりのアトランティスV
金環日食以外でグアムに遊びに来られている方が如何に多いか分かります。年末年始間際のシーズンでも常にグアムは何かしら観光の需要があって成り立つ国なのです。

どこかで聞いた話なのですが、グアムは米領なので中国とは仲が悪く台湾から来た客だけが中国語を話しているそうです。意外にも韓国からの需要が多く、チャーター便ではありますがチェジュ航空が今回の旅で初めて社名も知りました。
帰港した送迎船
帰港した送迎船

アトランティスサブマリン・グアム 30分編

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