日時(現地時刻) | 2001/6/21 15:12:32 |
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撮影地 | ザンビア・ルサカ ホテル外庭にて |
緯度・経度 | 南緯15°24´57" 東経28°18´52" |
標高 | 1300m |
露出 | 1/1000秒 |
機材 | MINOLTA α−707si |
レンズ | AF 500mm F8 x2倍テレコン |
フィルム | AGFA HDC 400 plus |
写真説明 こちらは、2001年6月21日にアフリカ南部ザンビアの首都ルサカで撮影したビーズ状の第三接触ダイヤモンドリングです。 月は見かけ上丸く見えますが、実際には隕石の衝突により山や谷があるので周囲がギザギザしています。太陽はそれ自身の重さでガスが同心円状に集まって輝いているので、ほぼ完全な球体です。赤道付近は自転の影響で若干膨らんでいます。 太陽が月に隠される瞬間、強烈な光を発するのは、月の谷間から太陽光線が漏れているためです。光の下に紅い層が見えますが、これは彩層と言われています。これも肉眼ではダイヤモンドリング前後にしか見られません。 割高になりますが、Hαフィルターを使えば彩層が見られます。太陽活動が活発な時は、一部が羽毛のように盛り上がるプロミネンスも見られます。これは黒点同士を+−で結ぶ磁力線が太陽内部で見られる対流運動(地球のマントルに当たる)により切れるか、つながった状態で見られます。その種類も様々で、突発的にプロミネンスが吹き上がったものは"サージ"と呼ばれます。また。磁力線同士が同心円状につながっている状態で見られるプロミネンスは"ループ・プロミネンス"と呼ばれます。最近の皆既日食では、1988年3月18日の小笠原沖皆既日食で確認されました。当時は簡易カメラしか持たなかったので撮影出来ませんでした。 月はいつも同じ面を地球に向けています。厳密には月より大きな地球がわずかに月の裏側を見ることができます。例えば月の出や月の入り、極地方で見られる月もあり、地球上では月の59%を見ることができます。裏側だけに限定すると9%を見ることができます。このように見る角度により周辺部に見える月の輪郭も違うので、そこから漏れる光によってできるダイヤモンドリングも毎回違った形で見られます。 |