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【第二接触の12時間前】
睡眠時間6時間くらいで朝2時半に起床。ブエノスアイレス5時半発のフライトで狙いのサンファンに向かいます。
日本からはトランクに預けていた三脚をデイパックに括り付けて機内持ち込みしようとしましたら、「これはオーバーサイズだね。預けて~」と言われ、ビニールでぐるぐる巻きにされた状態で預かってもらいました。
日本には少ないですが、このぐるぐる巻きを専門とする業者はお見事。裸の三脚2本を取っ手付きのバックみたいにしてくれました。お値段850円なり。
サンファンは1日4便程度の国内線のみが来る場所ですのでターミナルも小さいものですので機内から降りた方で狭い狭いロビーはごった返します。
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ビニールでぐるぐる巻き |
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到着したのは7時25分ですが、まだ真っ暗!日の出の8時過ぎを目安に、離れのコーヒーショップに行こうとしたら、「パタゴニアと皆既日食」と書かれた日本語のボードを持つ現地の方に袖をつかまれます。
どうやら機体後方に日本人の方10名程度が乗っておられた、その方々のツアーが同じ早朝フライトでの移動だったようです。
明るくなり始めた時間からタクシーを使って場所探しです。一緒にきてもらった通訳の方、全開でドライバーと盛り上がっています。
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まだ真っ暗 |
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先ずは、空港そばの空き地。ここはB727が3機放置されています。サンファンまで来ると砂漠気候区分に変わります。湿度の低い砂漠の気候が機体劣化を防ぐのでしょうね。
米国にもモハベのような機体放置の場所があり、同じですね、この場所は道路脇に空き地があり、高度10度の太陽を遮るものがない絶好の場所であることは確認できました。アンデス山脈も近いといってもまだまだ遠く、観望の支障になりません。
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B727が3機放置 |
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サンファン空港は市内中心部から見て東南東方向にあります。空港からタクシーで市内に向かう際、「西が開けているところ」を数か所探しましたが、機体3機の場所に勝るものはなく、結局ここでの観測を早々と決定。
時間は午前10時前でしたから、5時間ほど市内を観光しました。大西洋に面したブエノスアイレスは交易、移民の町として栄えてきましたが、
そこから800q程内陸に入っているこの地の方々の顔つきはブエノスアイレスの方とは異なり、アンデスを源としチリとの交易で苦労された彫の深い印象です。
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サンファン空港 |