■南国の島 タヒチ
日付変更線を越える(生まれてはじめて・・・)ということで、タヒチ島のファアア国際空港に到着したのは、9日早朝4時15分ごろ(現地時間)であった。空港の建物は平屋であったが、外観は南国風であった。
入り口では、歓迎のダンスショーが行われており、香りの良い花(種類は不明)が一輪ずつ配られていた。空港内では検閲が厳しく、動植物(果物なども)を持ち込んだ場合は、処罰の対象となる案内もあった。
入国審査後、機内預けの荷物を受け取って早速迎えのバスに向かった。バスの乗り口で現地の人(旅行会社のタヒチ・ヌイ・トラベル)から、色とりどりの花で作ったレイを首にかけてもらって、バスに乗り込んだ。いい香りがバス中に充満した。
ホテル(ソフィテル タヒチ マエバビーチリゾート)は空港から5分ほどしか離れていなくて、添乗員が話をしている間に到着してしまった。
部屋のキーを受け取って早々に部屋で休めるかと思ったが、ハオ島滞在に関するオリエンテーションがあり、明日のハオ島への出発時間(なんと3時10分!)、宿泊しているホテルのそばにあるカルフール(スーパー)の営業時間(8時〜20時)、機内の重量制限の話があった。
添乗員からは、本日20時までに再度機内預け及び手荷物の具体的な重量を示したリストをロビー内に設けるツアーデスクに提出すること。今回の日食に合わせて発行した絵葉書も配布された。これは人数分しかなく、他は郵便局で入手するしかないと言われた。
更には、ハオ島での宿舎で部屋のどの位置で寝るのかという優先順位を決めるくじ引き(マサさんにお願いしたところ、1番くじであった!)があったので、部屋に落ち着けたのは6時30分過ぎだった。空港に着いたときは真っ暗であったが、この頃にはすっかり明るくなった。
同室のマサさんはその日10時半からタヒチ島一周観光があり、私は12時30分からマウンテン4WDサファリツアーに行くことになっていたので、別々に行動することになった。
■タヒチツアー
本ツアーは、ハオ島滞在以外は食事が出ないことや、先のオリエンテーションで宿から歩いて5分〜10分程度あるカルフールが日食当日の11日は日曜日で午前中しか開店していていないこと(ハオ島から戻ってくるのは夕方)から 、この日(9日)の夕飯やハオ島から帰って来た日(11日)の夕飯及び翌日の朝飯分の食料を確保する必要があったため、それぞれ帰ってきてから一緒にカルフールへ行く事にした。
11時30分過ぎに目覚ましで起きて身支度を始めた。食料を確保していなく、昼食抜きの状態であったがダイエットだと思って我慢することにした。12時30分に集合場所であるホテルのロビーに集合、ドライバー兼ガイドを除くと、参加者6名のこぢんまりとしたツアーであった。
ホテルを出発した我々の車は、タヒチ島最大の街であるパペーテの市街地を迂回するように1時間かけて島の東側に移動して、目指す渓流に沿う道を使って上流に向かって移動を開始した。道は所々に舗装されているのみで 、殆どが砂利道状態。上流に移動するにつれ 、渓流沿いに滝がいくつも見られるようになった。道が渓流を横切るようになっている箇所をいくつも通過して、更に上流を目指した。
1時間半ほどかけて車でいける最高点まで移動した。そこまで来ると山が目前に迫って、海岸沿いにはさんご礁が見られる同じ島とは思えないほどの景観が広がっていた。
その後、同じ道を引き返して、ホテルに帰って来たのは18時過ぎだった。部屋に戻るとマサさんが既に帰ってきていて、疲れきっていたが早速カルフールに買出しを行った。ここでは、フランスパンやカップラーメン3個、お寿司やネラルウォーター、いちごなどを購入した。
帰り道はサザンクロスや偽十字、金星とそれに接近しているレグルスを見ることができた。20時からはホテル近くの敷地で星空観望会があったが、翌朝2時30分にモーニングコール、3時10分にホテル出発するため、早めに休みたかったので参加を見送った。ハオ島でこれ以上の見事な星空が見られると期待した。
部屋に戻った私は、荷物を再度見直した。我々がハオ島に行っている間も部屋はキープされていることから、衣類を含めて再度最低限
のものしか持って行かないことにして、飲み薬などもハオ島にいる期間のみをリュックに入れて、残りはホテルに置いておくことした。またカメラ用の三脚も持ってきていないことから、2台持参してきた自由雲台も1つは置いていくことにした。変換器については、当初は置いていく予定であったが、マサさんの重量に余裕があったために、運搬をお願いした。こうして何とか荷物の重量リストを、期限の20時すこし前にツアーデスクに提出した。
その後、夕食を取って、シャワーを浴びて22時ごろベッドに入った。非常に長い7月9日が終了した。
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