南国の環礁で見た薄雲越しの「黒い太陽」10
もくせい
ゴーギャン博物館へ

ゴーギャン博物館タヒチ・ヌイ島とタヒチ・イチ島の境界にある街並みを抜けてしばらくしたところにゴーギャン博物館があった。ちなみに、この街の方々がパペーテに働きに行く場合、会社が9時に始まる場合は途中の渋滞を考慮して、朝4時ごろ自宅を出発するということである。

早めに会社に着いた場合は、一休みしてから仕事を始めるということである。昼休みは12時〜14時までで、17時になったら作業が残っていても仕事をやめて帰宅するそうである。このために、タヒチの街中にある商店やお土産屋も18時までしか開店していないそうである。
昼食会場
やがてゴーギャン博物館に到着したが、敷地の入り口に竹が植えられているのは驚いた。博物館はさほど大きくなく、展示物は全てレプリカなので撮影OKだった。ゴーギャンの絵の他、本人及び家族の写真や調度品、日本の浮世絵に影響されたことで、浮世絵とゴーギャン本人の絵が比較されているブースもあった。
その後昼食をとるためにレストランに行ったが、ゴーギャン博物館に隣り合っていた。このレストランは海に面しており、何面か生簀もあった。料理はピラフなど温かいもの、サラダやフルーツなどの冷たいものなどメニューは非常に洞穴豊富。ビュッフェ形式なので、何度もお代わりしに行ったのは言うまでもなかった。

その後、溶岩が流出した後に形成された洞穴(現在は落石発生のために立ち入り禁止)の入り口、タヒチにキリスト教が入る前に信仰されていた宗教の儀式で使用していた祭壇(復元)を見学した後、タヒチ博物館に向かった。タヒチ博物館ではタヒチを含む周辺の島々の形成史や遺跡、文化が紹介されていた。また博物館入り口には、クックの船と思われる碇が展示されていた。

祭壇(復元)
部屋に入ってすこし休んだ後、スーツケースなど荷物の再整理を行った。帰りは手荷物が10kgまでOKということなので、望遠レンズなど一部の精密品をリュックに移動させた

そのうちモーレア島観光に行っていたマサさんが帰ってきて、シャワーを浴びたり、カップラーメンとフランスパンによる夕食を取ったりした。

スーツケースはロビーまでポーターに運搬してもらうために、PTSの方から21時までに廊下に出して欲しいと言われたので、歯磨きやクックの船の碇髭剃りはその直前まで待って行い、詰め込んだ。

スーツケースを出した後は、チェックアウトを22時30分までにして欲しいということだったので、それまでマサさんと部屋のベッドで横になって
、お喋りをしながらのんびりと過ごした。

22時30分までといわれているが、その時間に集中した場合、チェックアウトの作業が滞ってしまうので、その前に行って欲しいということだった。22時過ぎにマサさんとロビーに行ってチェックアウトを済ませた。ロビー内はすでにチェックアウトした方々で溢れかえっていた。

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