青島日没金環日食・工場編

Keietsu Sayama
(14)迎賓館を見学
迎賓館は内装が面白かったので、外装は特に撮らなかったです。総統府の書斎や天井のユニークな照明に目が留まりました。殆どの家具がドイツから運ばれてきたものです。ダイニングルームは広く、ふかふかのソファが置いています。外には噴水の設備がありました。

中庭は無いのですが、吹き抜けがありました。そこには暖炉や柱時計が置いてあり、漢字でドイツ製と書かれています。同じ場所で韓国人も観光に来ていました。

迎賓館の螺旋階段
迎賓館の螺旋階段
迎賓館の執務室
迎賓館の執務室
迎賓館の化粧室
迎賓館の化粧室
暖炉の上にあったステンドグラス
暖炉の上にあったステンドグラス
煙突の上部にあったステンドグラス
煙突の上部にあったステンドグラス
迎賓館天井のランプ
迎賓館天井のランプ
迎賓館天井の宝石ランプ
迎賓館天井の宝石ランプ

(15)青島ビール工場を見学
1903年創業の青島ビール工場は、創業100周年を超えた中国で最も古いビール工場です。青島市郊外のウ山から湧き出す名水と浙江省寧波産の大麦を使ってビールが精製されます。アルコール度数は、3.5度あります。

ビールの石像が並ぶ横に、最初の見学ルートがあります。そこから中へ入ると、ビール工場の歴史を垣間見ることが出来ます。最初はドイツ人が経営していたのですが、戦時中は日本が経営権を握っていました。
青島ビール工場モニュメント
青島ビール工場モニュメント
戦後は国民党によって支配されましたが、台湾へ政治の拠点を移したので経営権は中国に戻りました。 今は全てが機械化されていますが、昔は写真のような製造工程だったそうです。手作業で職人のカンが味の決め手を左右する時代でした。

次の棟は最新型の設備が見られるのですが、土曜日は休みなので工場を素通りしました。上の階に上がると、精製されたばかりのビールとつまみが食べられるそうです。もちろんつまみ目的で行きました。
ビール酵母室
ビール酵母室
ビールは苦いという先入観の塊となっているので、一切口にしませんでした。つまみも家へ持って帰るつもりでいました。飲めない物は飲めません。その代わり、ワインやシャンパンならいくらでもイケる口です。

つまみをマサ様から分けてもらったのですが、一口でそのつまみのトリコとなりました。パッケージにはビールをラッパ飲みした殿方の絵にbi酒豆と書かれていました。豆はカレー味でいくらでも食べられます♪試飲コーナーを後にして次の棟へ向かいます。
蒸留設備上
蒸留設備上
ビールを飲んでいない人にも酔った感覚を味わわせるプレハブの建物に入りました。全く飲んでいなかったのですが、まるで飲みすぎて出来上がってしまったような変な感覚でした。プレハブからまともに歩けません。後から続いたツアー参加者も同様に酔っているようでした。プレハブの正面にモニターがあり、ガイドさんと先に出た私はその様子を見ていました。

プレハブを出るとその奥の建物には売店がありました。そこにbi酒豆の巨大な容器があったので買いました。
蒸留設備下
蒸留設備下
(16)帰国の途へ
一日中内容の濃い観光を終えて、バスは青島国際空港へ向かいます。ガイドさんともここでお別れです。帰り際に名刺を戴きました。劉秀珍さんと言うお名前です。

何度か日本に行ったことがあるそうです。日本の祭りも知って欲しくて、青森県弘前市のねぷたまつりを撮って印刷した写真を渡しました。更に帰国後に今回撮った金環日食の写真を添付したメールを送ることを伝え、我々は空港の奥へ入っていきます。
市場の巨大なモチーフ
市場の巨大なモチーフ
少し帰国便が遅れるとのことで出国手続きを済ませた我々は、沈む太陽を見ていました。皮肉なことに今日は地平線まで晴天です。まぁ日食を見る日は、大抵天気の悪くなることが多いものです。

昨日の同じ時間帯に撮ったのが右の写真です。これですと、5度の画角で金星が見られました。果たして次に日没金環日食が見られるのはいつになるのでしょう? 私の日食を追い求める旅は、まだまだ続きます。 一泊二日の旅行なのに長文となってしまった紀行文を最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。
日食翌日の太陽
日食翌日の太陽
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