青島日没金環日食・市場編

Keietsu Sayama
(3)青島到着
前ページに書いた航行時刻表は、現地時間で書いています。約3時間のフライト後、青島空港に到着しました。

青島空港の出口付近に現地ガイドが名鉄観光のプラカードを持って我々を待っていてくれました。空港の混雑と重い荷物を運んだあとなので、ガイドさんの自己紹介をすっかり聞き逃してしまいました。このためツアー終盤までガイドさんのお名前を知らないまま過ごすことになります。早速バスに乗りますが、まだ時計は午前11時です。車窓から見た青島市街は、大変高層ビルが多いです。
青島空港
青島空港
撮影のため、自分の座席は運転手側から見た風景をいつも陣取っています。ガイドの女性は流暢な日本語で青島市街を案内しています。その案内も同時に収録する形となるので、現地ガイドの知識が詰まった紀行文を書くことが出来ます。

最初、空港に近い観測地となるホテルの屋上を下見。
そこで昼食した後、これまた空港に近いところで市場があるので観測前に行きました。ものの10分もしないうちに市場へ到着。バスが入るようなスペースは無いので、我々は歩いて行きます。中国では、ヒトを見かけると車がお構いなしにクラクションをプープー鳴らします。市場の雑踏と言えば雑踏なのですが、結構うるさいです。

羊頭狗肉と言う言葉がありますが、市場では狗肉が売られていました。狗肉とは犬の肉です。韓国では犬肉を酒に漬けて食べさせる店もありますが、犬の肉を喰った人間に犬は寄り付かないそうです。
昼食に出た青島ビール
昼食に出た青島ビール
(4)青島市場
沖縄の牧志市場では豚の顔が売られていて見覚えがあるのですが、犬の顔を売っている市場は初めて見ました。かなりインパクトがあったので、何枚も撮影してしまいました。歯が付いたままだったので、結構グロテスクな写真です。荷物を運ぶのに昭和30年代まで日本で売られていたミゼットがここでは普通に走っています。

市場では鴨肉が北京ダックのように回転して売られています。食品と衣料品は売り場が別々に固まっています。
狗肉販売現場
狗肉販売現場
中国では旧正月が正月となります。途中閏月があったので、今年の旧正月は2月の新月となります。

大豆を回転する臼に入れ、臼の下から出る汁を取って豆腐にする売り場もありました。昆布やワカメも大きなバットに入れられたまま売られていました。

仏具用品を売っている店には、黄色い紙が電話帳のように積み上げられていました。これはトイレットペーパーではなくて、亡くなった方がその世界で使うお金です。
真ん中の黄色い紙が黄泉の国のお金です
真ん中の黄色い紙が黄泉の国のお金です
夕方から金環日食がはじまるのに、市場へ行ったからかあまり実感が湧きません。市場のグロテスクな狗肉を見たので、結構テンションが上がっています。

市場を見学したあと、ホテルの屋上に戻って観測をはじめます。気温は15時の段階で3℃!浜風が身体を結構冷やします。最初は快晴で太陽の欠け具合もハッキリ判ったのですが、太陽は徐々に雲に隠され始めました。
★観測時の気温・・・16:30が金環日食になった時間です
15:50  2℃  16:00  1℃  16:10  0℃
16:20 -1℃  16:30 -2℃  17:00 -3℃
市場を走るミゼット
市場を走るミゼット
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