■ピトケアン諸島で皆既日食を見る方法 英領ピトケアン諸島へ行くには、ニュージーランドのオークランドから貨物船に乗って行く方法が一番安く行けます。但し一週間近く日数が掛かるのと、いつ出航するのかが問題になります。また貨物船はオークランドからピトケアン諸島を通過して米国を往復する定期便で、約一ヶ月の日程的な余裕が必要です。事前にオークランド市内の英国領事館にある高等弁務官事務所で、ピトケアンへ行く手続きと許可をもらう必要があります。(SUBNETの記述より一部引用、但し1997年当時の情報で現在の渡航方法は不明です。) また、無事にピトケアンに行けたとして近隣の島、例えばoeno島やヘンダ−ソン島などへ行く手段があるかどうか、島での生活で持って行った方が良いものを検討する必要があります。 2005年4月8日にピトケアン島の近く、oeno島の環礁の北部を金環皆既日食の皆既帯が通過します。中米コスタリカの南部〜パナマにかけて同じ金環皆既日食が見られますが、最初に陸地に掛かるところでも13秒の金環日食となってしまいます。現地で曇られる可能性が非常に高いので、晴れる確率が高いピトケアンに行かなければ今回の日食を観測するのは難しいでしょう。ピトケアン地域では、約30秒の皆既日食を見る事が出来ます。 時間の無い方は、有人島のマンガレバ島まで航空路が発達しています。そこからチャーター船を借りて約400kmの船旅をしなければピトケアン諸島に着きません。これは行きも帰りも自由にスケジュールが決められますが、多額の出費となってしまいます。もしピトケアンまで行かれる方がおりましたら参考になさってください。金環皆既日食の説明はこちらを御覧ください。 注:ピトケアン方面の渡航に関しては、あくまでも個人の責任において決断されることを御勧め致します。当日曇って日食が見られなくても弊サイトでは責任を負えませんので…
■Eclipse Links (Provided by Jay Anderson) 以下のURLをクリックして戴けると分かるのですが、oeno島で海外のサイトを検索したらこんな有用なサイトを見つけました。全て英文ですが、船上で金環皆既日食の皆既日食を見るツアーが企画・販売されているのです!邦人未公開サイトです。 2005.4.3にタヒチ島のハペーテを出航し、2005.4.19にペルーのリマに到着する16泊17日の行程です。途中ピトケアン島・イースター島にも寄航するそうです。一番安いもので$3,300だそうです。途中から飛行機を使う場合は$4,445と書かれています。 肝心の皆既日食観測地はoeno島の北を通過する中心線上(海上)で31.1秒継続する皆既日食を見られるそうです。観測地のGPSは、南緯23度42分7秒・西経130度40分5秒です。皆既中の太陽高度は56度で皆既帯の幅は25kmとなります。 oeno島のラグーンに浸かりながら皆既日食を見るのもオツな話ですが、長い皆既日食を見るに越した事はありません。こんなクルーズ船に乗って皆既日食を観測できるなんて、人生長いスパンで見てもなかなか無いことです。旅行行程も南極皆既日食とさして変わらない長さのようです。安い席は早々と売り切れているようです。 またもう一つのクルーズ船があり、こちらは少々高めの値段設定です。2005.4.3にタヒチ島ハペーテを出航し、2005.4.16にタヒチのモーレア島に到着する14泊15日の行程です。途中ピトケアン島・マルケサス諸島にも寄航するそうです。こちらは一番安いもので$4,946です。但しのぞき窓しかない客室です。ランクが上がればもう少し条件の良い席が取れます。こちらの予約席はまだ埋まっていないようです。ちなみにポール・ゴーギャン号と言う名前が付いたツアー名です。 この船は35.3秒の皆既日食を見られます。観測地のGPSは、南緯20度43分9秒・西経127度50分8秒です。皆既中の太陽高度は61度で皆既帯の幅は23kmとなります。先のツアーより正午中心食に近い場所での観測となります。 参考サイト→Astronomy Vacations ■管理人が参加したい船上ツアー情報 以下のURLをクリックして戴けると分かるのですが、阪○交通社で企画手配旅行のサイトを見たらこんな有用なサイトを見つけました。全て英文ですが、船上で金環皆既日食の皆既日食を見るツアーが企画・販売されているのです。 2005.3.31にガラパゴス諸島のバルトラ島を出航し、2005.4.14に同島に到着する14泊15日の行程です。ガラパゴス諸島を過ぎると皆既帯まで一直線で行くそうです。現地だけの費用は日本円で380000円だそうです。日本から飛行機を使う場合は398000円の追加料金が掛かります。 肝心の皆既日食観測地はイザベラ島の西方1100kmを通過する中心線上(海上)で、33秒継続する皆既日食を見られるそうです。観測地のGPSは、南緯2度3分5秒・西経110度22分24秒です。皆既中の太陽高度は61.2度で皆既帯の幅は30km弱となります。 正午中心食から少し北側なので、現地時間では午後1時くらいにコロナが見られそうです。ここは天候の予報がもっとも良い場所で、曇天率が30%と出ています。最高の条件の下で皆既日食現象が楽しめるものと思います。 尚、元々の中心食の幅が非常に狭い今回の日食では、予報されている皆既または金環帯から少しでもずれると真円での観測が出来ず、観測時間が短くなります。観測者は事前にGPSでの観測で詳細な現在地を知ったほうがいいのかも知れません。 参考サイト→Galapagos Cruise |