この空港では搭乗券がプラスチックで出来ています。 今まで紙の搭乗券に席番号が振られていたので律儀に座っていたのですが、空いた席から座っても良いとのこと。早速窓際に陣取り、パナマ低空から見た車窓を楽しみました♪事前にパナマのホテルでインターネットが無料で使えたので(宿泊者に限る)気象情報を入手したのですが、金環日食が観測される陸地ではコスタリカ・パナマ両国とも雨季のような雲の配列で車窓の様子からも分かる通り、半ば絶望的な気持ちがありました。観測当日は何とか雲の隙間からでも見られますように… |
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(6)晴れ男のカン ついにダビ空港に到着しました。事前に日食情報I氏の資料から【David近郊は平均月縁の中心線だと真円にはならず、その南側の真の金環帯の中心線上にあるPedregalに行くと完全な環が見られます。真の金環帯の幅はPedregal周辺で約3kmしかありません。】と言う情報を得ていたため、地図とGPS資料付きで旅行会社とツアー企画会社にコピーを送っておきました。それは私自身が真の金環帯で真円の金環日食が見られると言うことを検証したいために前もってやっておいたことです。 |
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それが功を奏したのか、Pedregalは第二観測候補地となっていました。せっかくの極細金環ですから、真円で観測しないことには意味がありません。たまたまDavid空港から近かったので、まず先にPedregalの観測候補地を探しに行きました。空港から南へ向かうと小さな港があります。そこのGPSは日食情報で算出された中心点に限りなく近いのですが、湿原の木々が鬱蒼と繁って観測には不向きでした。仕方なく場所を移動して徐々に北へ向かうと、ちょうど良い空き地が見えてきます。 どこの学校の所有物か知らないけれど、そこはサッカー場らしくフィールドが広々と広がっていました。私は直感で、この地が観測地になると予感しました。早速現地のGPSを計測致します。 |
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GPSの数値は、 北緯 8度22分 7秒 西経82度26分7秒です。 ちなみに観測候補地は、あと2つあるそうです。添乗員が持ってきたGPSを見ながら残りの候補地を視察しましたが、もう一つの候補地は360度広々と周りが見渡せても悪路を通らなければならない場所や空港の空き地にも行ったのですが、そのどれもが真の金環帯から外れているのです。 |
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重ねて書きますが、今回の金環日食は普通の金環日食ではありません。現に海上の正午中心食では皆既日食となる珍しい日食なのです。こうした日食で極細ギリギリ金環日食を見ようとすると、GPSで正確な位置を割り出さなければ真円での金環日食が見られなくなってしまいます。先程の悪路では運搬時に機材がやられる危険性があるし、平均月縁から算出した中心線上になっているものの真の金環帯からは外れているので却下となりました。空港観測地にしても真の金環帯から外れているし、日通旅行の観測候補地となっている(後で | |
知ったのですが…)こともあって却下されました。こうして予想通りPedregalが正式な観測候補地となったワケです。ホッと一息付いたところで今夜の寝床に向かいます。David滞在は今夜も含めて2日あるそうで、ホテルに着いても時間がまだ早いので先に地元のショッピングセンターに向かいました。平屋建てですが品揃えが豊富でどこを歩いても迷うほどでした。早速職場へ土産物の御菓子を調達しに行きました。買い物を終えてホテルに向かいます。バーやスロットもあるそうですが、疲れてしまってそれどころではありません(>_<) | |