弘前の和風建築・養生幼稚園養生幼稚園は養生主義を目的として、明治39年7月1日に伊東家旧宅の隣で開園された私立幼稚園です。青森県内に現存する幼稚園では、一番古く歴史のある幼稚園です。 昭和7年に園児が冬でも安心して遊べるように“遊具室”と“遊戯室”を新たに設置し、創立当初からの木製滑り台や角の丸くなった棒積み木、今では見られない箱型のブランコ、ジャングルジムなど多数の遊具が室内にあります。 木の温もりや懐かしさが染み込んでいる遊具が数多く残され、園児が大切に利用しています。 養生幼稚園には嘉永5年(1852)3月1日に長州の吉田松陰(当時22歳)が北方視察の途中に立ち寄り、会談した部屋があります。その部屋を“松陰室”と名付け、現在も当時のまま保存しています。 養生幼稚園の名物は、養生幼稚園主催のねぷたが元長町から下白銀町まで運行されます。運行の最後は必ず弘前市役所を通るので、新聞社の紙面を飾ることが多いです。養生幼稚園のねぷた絵は、絵師で当園卒業生の三浦呑龍先生が園児の目の前で描いています。 ※学校法人 養生学園 養生幼稚園 ※駐車場/なし ※開館時間/AM9:00〜PM4:00・土日休 ※住所 〒036-0000 弘前市元長町19 Tel 0172-32-7507 ※一般見学不可、松陰室のみ事前連絡で見学可能・入館料100yen ※2004年8月7日〜8日に養生幼稚園の園舎お別れ見学会が開催されました。ちなみにHP作成者の私は、昭和48年度の卒園生です。 撮影された建物は既に取り壊されてモダン建築の新しい幼稚園になりました。尚、遊具等はそのまま使われます。 ※園長 大森幸子 ※敷地面積 宅地 1,378u |
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