2019年 青森ねぶたまつり
2019年8月6日に運行されたねぶたを運行順に紹介します。青森市の青森県庁向かいで撮影しました。
当日は21台が運行されましたが、私が気に入っているねぶた師と受賞したねぶたを掲載します。
市民ねぶた
青森山田学園
日立連合
NTTねぷた
私たちねぶた
青森県庁
青森自衛隊
板金工業組合
JRねぶた
青森菱友会
PTA連合会
ミスねぶた
に組・東芝
青年会議所
日本通運㈱
青森市役所
サンロード青森
マルハニチロ
ねぶた愛好会
ヤマト運輸
パナソニック
アサヒビール
2019年 青森市民ねぶた実行委員会
青森市民ねぶた実行委員会・ねぶた師 北村 麻子
知事賞・運行跳人賞・優秀制作者賞【総合2位】
日本の初代天皇である神武天皇は日本を統治する為、東を目指し日向国(宮崎県)を発ちました。幾多の戦いと苦難を乗り越えながら神武天皇の軍は東征を目指しました。
そして、ついに大和を治める豪族の宿敵長髄彦との戦いが始まりました。要害の地にたてこもった長髄彦の軍に対し、神武天皇は弓を持って小高い丘の上から全軍を指揮していました。
その時、辺りが急に真っ暗になり黒雲の中から燦然と輝く金色の1羽の大きなトビがあらわれました。光がさしたかと思うと、トビは神武天皇が持つ弓の上端に飛来して止まり、その体からせりかがやく金色のまばゆい稲光を発して敵軍の目をくらまして戦意を削いで勝利をもたらしたといわれます。
青森市民ねぶた実行委員会・提灯
神武東征
神武東征
神武東征・拡大
神武東征・拡大
神武東征・送り絵
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2019年 青森山田学園
青森山田学園・ねぶた師 北村 隆
「曽我物語」から始まる和田酒盛の物語。
大磯宿・七里ヶ浜の場面。兄、曽我十郎祐成が高官たちに嬲られていると聞いて助けに行こうとする。身体には碇綱が巻かれている。
後見人の朝比奈三郎は短気を起こさぬよう引き止め鎧の草摺を引くものの時宗は一向に動く様子がない。
大力の朝比奈が更に時宗の草摺を引くと、ついに船は壊れ、草摺は切れて朝比奈は後ろへ倒れてしまった。
青森山田学園(町印)
前ねぷた・ハーゲンダッツ
日本航空(提灯)
JAL
船の草摺引
船の草摺引・送り絵
囃子方・笛
囃子方・笛
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2019年 日立連合ねぶた委員会
日立連合ねぶた委員会・ねぶた師 北村 蓮明
囃子賞
今から約千二百年前。東北には蝦夷と呼ばれた縄文文化の流れを汲む部族があった。時の朝廷 桓武天皇は、東北、陸奥地方をも支配下に置こうと、何度も軍を送るがことごとく敗れ、最後の切札として、武官である坂上田村麿を送ることにした。
坂上田村麿は、防具や鎧を強化するなど軍制を改革し、岩手胆沢地方を平定させ、いよいよ津軽青森へと入り、最も手強い大丈丸を追いつめ成敗した。
次に八甲田山中へ立てこもる女首領の阿屋須と、弟で副首領の屯慶を、原生林深く攻め入るが、本陣がわからず、逆に毒矢を射られて苦戦を強いられた。
そこで坂上田村麿は考え、茅で大きな人形を作らせ、あわせて笛、太鼓、鉦をたたき囃し立てた。何事かと珍しさに現れた者たちに、阿屋須と屯慶の居所を聞き出し、大灯籠を用いて討った。
ねぶたは、大灯籠の原型「茅人形」を用いて、屯慶と相対する場面、今日に伝わる「青森ねぶた」の原型「ねぶた伝説」のはじまりとされる。
日立連合ねぶた委員会・提灯
坂上田村麿「ねぶた伝説」
坂上田村麿「ねぶた伝説」・送り絵
坂上田村麿「ねぶた伝説」・送り絵
囃し方・太鼓
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2019年 NTTグループねぶた
NTTグループねぶた・ねぶた師 北村 春一
商工会議所会頭賞・優秀制作者賞【総合4位】
瓊瓊杵尊は、天照大神より三種の神器と稲穂を授かり「稲を育てこの国を繁栄させるように」と託され、高天原(天界)から葦原中国(地上)へ降り立った。これを「天孫降臨」という。
瓊瓊杵尊には、五穀豊穣・国家安泰・家内安全など、木花咲耶姫には、繁栄・安産・子育てなどのご利益があり、全国各地の神社、富士山の守り神としても祀られている。ねぶたは、未来の平和や繁栄を祈願し、夫婦神と三柱の子が新たな時代の始まりを祝う姿を表している。
NTTグループねぶた(町印)
瓊瓊杵尊と木花咲耶姫
瓊瓊杵尊と木花咲耶姫・送り絵
囃し方・太鼓
囃し方・太鼓
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2019年 私たちのねぶた
私たちのねぶた自主製作実行委員会・私たち一同 制作
春が来て、雪が解けて、滔滔と流れる青森の水。
時には氾濫したり、イタズラもするが、田んぼに注がれると、秋には、稲穂を稔らせ、恵を与えてくれる。
これは、田んぼに注がれる時の、水のようすを表現したねぶたです。
私たちのねぶた自主製作実行委員会(町印)
おらほの田んぼの水神さん
おらほの田んぼの水神さん・送り絵
囃し方・太鼓
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2019年 県庁ねぶた実行委員会
県庁ねぶた実行委員会・ねぶた師 大白 我鴻
朝比奈義秀は鎌倉時代初期の武士。和田義盛の三男で、朝比奈三郎と称した。名字は安房国朝夷郡に由来する。
建暦三年(1213年)の和田合戦では一族と共に奮戦し、その剛勇無双ぶりは神のごとく、朝比奈三郎と戦って死を免れるものはないと言われるほどであった。
このねぶたは、地獄へ送る人々を求めて六道の辻に出ていた閻魔大王が、偶然出くわした朝比奈三郎を地獄へ落とそうとする場面であり、一心不乱に責める閻魔大王と威風堂々たる朝比奈三郎を描いた。
朝比奈三郎と閻魔
朝比奈三郎
閻魔
朝比奈三郎と閻魔・送り絵
囃し方・太鼓
囃し方・手振り鉦
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2019年 青森自衛隊ねぶた協賛会
青森自衛隊ねぶた協賛会・ねぶた師 有賀 義弘
毘沙門天は仏教で護法神として、四天王の一尊として数えられる。
独尊では、毘沙門天、四天王としては多聞天とも呼ばれ北の方角をつかさどる守護神である。また、福や財をもたらす神としても信仰され、七福神の一人とされてきた。
このねぶたは、毘沙門天と玄武がともに北を守護する姿をあらわしており、困難な状況下にも負けずに北を守る青森駐屯地の隊員の姿を重ね合わせた。
青森自衛隊ねぶた協賛会・提灯
北の守護神「玄武と毘沙門天」
北の守護神「玄武と毘沙門天」・送り絵
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2019年 青森県板金工業組合
青森県板金工業組合・ねぶた師 北村 蓮明
京都の東山山麓に泉涌寺というお寺があり、そこにはお釈迦さまの牙舎利(歯)が安置されている。
出雲国から来た僧が、やっとのことで牙舎利を拝めることになり、韋駄天を従えた仏舎利を前に、心静かに拝んでいると、いつのまにか、そばで涙を流している男がいた。
急に空がまっ黒になり、雷光が走りだし、その男は鬼に姿を変えると「我こそはその昔、お釈迦さまの骨を盗んで逃げた足疾鬼じゃ」と叫び、牙舎利をかかえ、虚空へ逃げ去ってしまったのである。
僧と寺男たちの祈りにより、韋駄天像が動き出し、すぐに後を追い始めると、天上界へと逃げる足疾鬼だったが、法力にはかなわず、ついに元の人間界へけ落とされてしまう。僧たちが気がつくと、韋駄天は元の像の姿に戻っていた。
青森県板金工業組合・提灯
「舎利」韋駄天と足疾鬼
「舎利」韋駄天と足疾鬼 送り絵
囃し方・太鼓
囃し方・太鼓
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2019年 JRねぶた実行プロジェクト
JRねぶた実行プロジェクト・ねぶた師 竹浪 比呂夫
市長賞【総合3位】
大和朝廷が勢力を拡大していた五、六世紀。反乱を起こした蝦夷平定の勅命を受け、勇壮な戦いを繰り広げたのが日本武尊である。
渦巻く火焔、災いを払う浄焔を背に、勇ましく剣を振る日本武尊。その雄姿に、新時代「令和」のこの国の繁栄と安寧を祈り願う。
JRねぶた実行プロジェクト(町印)
浄焔 日本武尊
浄焔 日本武尊
浄焔 日本武尊・送り絵
囃し方・太鼓
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2019年 青森菱友会
青森菱友会・ねぶた師 竹浪 比呂夫
ねぶた大賞・最優秀制作者賞【総合1位】
天智天皇の御代の伝説である。藤原千方という豪族がいた。彼は、金鬼・風鬼・水鬼・隠形鬼という四鬼を意のままに操ることができた。
四鬼の術はいずれも人の力では防ぎようがなく、千方の領する伊勢・伊賀両国の王化は難航を極めた。こうした事態を受けて、天皇より千方討伐を命じられたのが、紀朝雄という人物である。
朝雄はかの地に赴くと、冒頭の和歌を一首詠み、鬼たちに向けて送った。「草も木もすべてこの国のものは天皇が治めているのだ。鬼の居場所などどこにあろうか。」この歌を受けた四鬼は術を奪われ一目散に逃げ去った。そして勢力を失った千方を、朝雄は見事討ち果たしたのである。
青森菱友会(町印)
紀朝雄の一首 千方を誅す
紀朝雄の一首 千方を誅す・送り絵
囃し方・太鼓
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2019年 青森市PTA連合会
青森市PTA連合会・ねぶた師 内山 龍星
天照大神が弟・須佐之男命の甚だしい粗暴に怒り、天の岩戸に隠れ籠った為に世の中は天地暗黒となり、諸種の悪神が跳梁してしまった。
困り果てた八百万の神々は天の安の河原に集まり祭りを行った。思金の神が常世の長鳴鳥を鳴かせ、岩戸の前で神々に囃させて天宇受売命に乱舞させた。その騒ぎに天照大神が怪しんで岩戸を少し開けて外を覗いた時、大力の天手力男命が岩戸を引き開け大神を外へ招致した。すると再び、暗黒の世に太陽の光が戻った。
青森市PTA連合会・提灯
天の岩戸
天の岩戸
天の岩戸・送り絵
天の岩戸・送り絵
天の岩戸・送り絵
囃し方・太鼓
囃し方・太鼓
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2019年 ミス青森ねぶた
〓2019年 ミス青森ねぶた〓
青森ねぶた・提灯
ミスねぶた角田 愛琳奈さん(左・24歳) ミスねぶたグランプリ千葉 咲香さん(中央・20歳) ミスねぶた川井 沙樹さん(右・25歳)
ミスねぶた角田 愛琳奈さん(左・24歳) ミスねぶたグランプリ千葉 咲香さん(中央・20歳) ミスねぶた川井 沙樹さん(右・25歳)
2019年ミスねぶたの角田愛琳奈さんは、2018年には弘前城ミス桜にも選ばれています。
明眸皓歯の美貌は、ミス桜のころから変わっていないですね。元々は弘前市出身の方です。
翌年のミスねぶたでは2歳も歳を取っています。弘前城ミス桜は毎年4月に審査が行われるので、5月か6月生まれの方かも知れません。
≡2018年 弘前城ミス桜≡
左がミス桜の小山内鈴奈(22:弘前市、弘前大学1年)、中央がグランプリの木村桜(24:藤崎町、舞台女優)、右がミス桜の角田愛琳奈(22:弘前市、弘前学院大3年)
左がミス桜の角田愛琳奈(22:弘前市、弘前学院大3年)、中央がグランプリの木村桜(24:藤崎町、舞台女優)、右がミス桜の小山内鈴奈(22:弘前市、弘前大学1年)
ちなみに2018年 弘前城ミス桜の小山内鈴奈さんは、2021年からフジテレビの新人アナウンサーとなりました。
ミス桜のころは表情が硬かったものの、徐々に克服して今ではNHKの桑子真帆アナに似た美貌を誇っています。
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2019年 に組 東芝
に組 東芝・ねぶた師 北村 隆
観光コンベンション協会会長賞【総合5位】
羅城門とは、京の都の南端にあった門である。都において南に面する大内裏の外郭十二門のうち最も重要な門で朱雀門と言われていた。
ある時、源頼光が四天王の渡辺綱と坂田金時、碓井貞光、卜部季武と飲んでいた時、羅城門に出没する鬼の話になった。
渡辺綱が羅城門へ行って肝試しをすることになった時、綱は不意に兜を何者かに掴まれた。
身の危険を感じ、刀を抜き斬りかかる。相手が逃げていくと、そこには兜を掴んだままの鬼の腕が残されていた。
東芝・提灯
羅城門
羅城門・送り絵
囃し方・太鼓
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2019年 青森青年会議所
公益社団法人青森青年会議所・ねぶた師 立田 龍宝
ねぶたは、密教法具を握りしめる浪岡の北畠氏と、陸奥湾を巡る交易船に乗った油川の奥瀬氏が、郷土青森の繁栄という同じ夢に向かって活躍している姿である。二人の視線の先には、平和と繁栄の象徴である神々しい龍が輝いている。
治平天成の願い 浪岡北畠 油川奥瀬
治平天成の願い 浪岡北畠 油川奥瀬・送り絵
囃し方・太鼓
青森ねぶた・美人観客
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2019年 日本通運㈱ねぶた実行委員会
日本通運㈱ねぶた実行委員会・ねぶた師 林 広海
昔々、青森県の竜飛というところに黒神という神様が住んでいました。また、秋田県の男鹿半島というところに赤神という神様も住んでいました。
二人の神様は十和田湖というところのほとりに住むとても美しい女神を自分の妻にしようと争います。
やがて黒神が勝利し赤神は傷つき、その血で大地を染めて紅葉に変えながら男鹿へ逃げ帰って行きました。ところが女神は負けた赤神に同情し、赤神を追って行ってしまいました。
戦いには勝ったものの女神を失った黒神は、悲しみのあまりため息をつきました。その大きなため息によって地が裂け、津軽海峡ができたと言われています。
日本通運㈱ねぶた実行委員会・提灯
竜飛の黒神 男鹿の赤神
竜飛の黒神 男鹿の赤神・送り絵
囃し方・太鼓
囃し方・太鼓
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2019年 青森市役所ねぶた実行委員会
青森市役所ねぶた実行委員会・ねぶた師 京野 和鴻
津軽地方一円の各神社では、一年で最も重要な神事である例大祭に「津軽神楽」を奉納している。
このねぶたは、天皇陛下の御即位と新たな元号を祝い、新しい時代が災厄や困難に見舞われることのないよう厄を祓うため、天狗の面を被って猿田彦命に扮した神職が演目の1つである宝剣を舞い、五穀豊穣、無病息災をもたらす権現様を祀り、「津軽神楽」を奉納する場面を表したもの。
青森市役所ねぶた実行委員会・提灯
青森市役所・囃子方
奉祝の舞 廣田神社 津軽神楽
奉祝の舞 廣田神社 津軽神楽・送り絵
青森市役所・囃子方
青森市役所・囃子方
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2019年 サンロード青森
サンロード青森・ねぶた師 千葉 作龍
源義経は、兄 頼朝に追われ京から吉野、そして北陸加賀を経て奥州平泉の藤原秀衡の基へと落ちのびる。
苦難の末竜飛崎に辿り着くも、強風荒狂う海に行く手を阻まれ渡ることができない。
その時白髪の翁が現われ、三頭の龍馬を与えられ無事海峡を渡ることができた。白髪の翁は、義経の守護仏・観世音菩薩の化身であった。
サンロード青森・提灯
日本郵便・ポスト
龍飛崎「義経幻視行」
龍飛崎「義経幻視行」
龍飛崎「義経幻視行」・送り絵
龍飛崎「義経幻視行」・送り絵
囃子方・太鼓
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2019年 マルハニチロ侫武多会
マルハニチロ侫武多会・ねぶた師 手塚 茂樹
南北朝時代。湊川の戦いで南朝側の名将 楠木正成を討ち取った大森彦七は、その後、自分の領地である四国 伊予(現在の愛媛県)に戻っていた。
ある日、彦七は自らが能を舞うため、仲間の侍らと共に寺の能舞台へ向うが、その道中、舞台鑑賞を望む娘と出会い同行を許す。
この娘の正体は楠木家の宝剣『菊水』を取り戻し、父の仇を討つため近づいてきた正成の娘、千早姫であった。争いの中で正体を見破った彦七は、千早姫から誤解を受けている事を知り、真実を語る。
楠木の本陣に攻め入ると、既に正成は切腹直前であったが、武士の礼を尽くして最期を見届け感謝された事、そこに残された刀を宝剣と知らず携えていた事を明かした。
全てを理解し、涙を流して彦七のもとを去る千早姫。その腕には宝剣『菊水』がしっかりと抱かれていた。「新 歌舞伎十八番 大森彦七」の一場面である。
マルハニチロ侫武多会・提灯
大森彦七と千早姫
大森彦七と千早姫
大森彦七と千早姫・送り絵
囃し方・太鼓
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2019年 ねぶた愛好会
ねぶた愛好会・ねぶた師 諏訪 慎
源頼光が病で床に伏していたところ、突然、身の丈七尺あまりの怪僧が現れ、縄を放って頼光を絡めとろうとした。頼光が病床にもかかわらず名刀「膝丸」で斬りつけると、僧は蜘蛛の糸を投げつけ、逃げ去った。
翌日、頼光が四天王に命じて僧の血痕を追うと、古塚にたどり着き、中から全長四尺の巨大な蜘蛛が姿を見せ、糸を繰り出し抵抗するが斬り伏せられてしまう。蜘蛛の腹からは、無数の髑髏が出てきた。頼光の病はその後すぐに回復し、土蜘蛛を討った膝丸は、以後「蜘蛛切り」と呼ばれるようになった。
ねぶた愛好会・提灯
土蜘蛛
土蜘蛛・送り絵
囃し方・太鼓
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2019年 ヤマト運輸ねぶた実行委員会
ヤマト運輸ねぶた実行委員会・ねぶた師 北村 隆
平安時代のある時、三つ子の男の子が生まれた。当時三つ子は珍しく縁起が良いと菅原道真は松王丸、梅王丸、桜丸と名付ける。左大臣の藤原時平は右大臣の位にあった菅原道真を陥れようと画策。のちに菅原道真は謀反の罪をきせられ太宰府へ流刑となる。
時は流れ、吉田神社の近く。梅王丸と桜丸は偶然、左大臣藤原時平が吉田神社へ参詣さんけいするとの噂を聞く。これを聞いた二人は今こそ時平に返報へんぽうできる機会と思い時平の牛車を襲う。
だが、時平の牛飼いである松王丸に阻まれる。互いに牛車をやるやらぬと引き合う内に牛車は大破し中から時平が姿を見せた。梅王丸と桜丸は襲いかかろうとするが「やあ、時平に向かい推参なり」とくわっと睨んだその眼力に二人は動けなくなる。
その様子を見ていた松王丸は成敗しようとするが、時平は境内を汚すことを許さず、また松王丸の忠義に愛でて二人の無礼をなかったことにする。場面は梅王丸、桜丸が時平と松王丸に対峙する姿である。
ヤマト運輸ねぶた実行委員会・提灯
ヤマト運輸ねぶた実行委員会(町印)
菅原伝授手習い鑑 車引
菅原伝授手習い鑑 車引・送り絵
菅原伝授手習い鑑 車引・送り絵
囃子方・太鼓
囃子方・太鼓
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2019年 パナソニックねぶた会
パナソニックねぶた会・ねぶた師 北村 蓮明
ある時、雨を司る龍神と争った一角仙人は、神通力で龍神たちを岩屋の中に封じ込めてしまった。そのため天竺のハラナ国は数ヵ月にわたり一滴の雨も降らず、大干ばつになってしまった。
憂慮した国王は一計を案じ、旋陀夫人という絶世の美女を仙人のもとに送り込む。果たして夫人の色香に迷った仙人は、夫人の酒杯を受けて酔い、一緒に舞を舞っているうちに眠りこけてしまう。
やがて大地が激しく地鳴りを始め、岩屋は砕け散り、龍神たちが一斉に踊り出て仙人を追い立てるが、神通力を失った仙人は、ついに大地に伏してしまった。龍神たちは、天地四方に飛び散って行き、国中に恵みの雨を降らせた。
青森パナソニックねぶた会・提灯
青森パナソニックねぶた会(町印)
一角仙人と龍神
一角仙人と龍神・送り絵
囃し方・太鼓
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2019年 消防第二分団 アサヒビール
消防第二分団 アサヒビール・ねぶた師 立田 龍宝
消防団は地域に根差した組織で、江戸時代には「町火消し」といわれ庶民の安全を守り 火災が発生すると粋な男たちが駆け付け、消火作業に当たった。
そこでは纏を振る男伊達な姿、鳶口や刺又を持ち、延焼を防ぐために家屋を壊し庶民の安穏無事を守ったのである。
消防第二分団 アサヒビール(町印)
安穏無事 火消しの纏
安穏無事 火消しの纏・送り絵
囃し方・太鼓
囃し方・太鼓
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