酸ヶ湯温泉は、昭和29年に国民温泉第一号を受けた青森県で横綱級の温泉です。三百年ほど前から開かれていた古い歴史をもつ温泉宿で、その人気は遥か江戸時代から続いています。名物の80坪の総ヒバ造りの大浴場「千人風呂」は、老若男女を問わず、浴効を楽しむ人々で賑わっています。
温泉の湯はその名の通り強い酸性。元の温泉名は鹿湯(しかゆ)で、すかゆは読みの“しかゆ”が変化したものです。脱衣所は男女別ですが、中は混浴となっています。但し完全な混浴ではなく大浴槽は中央半分に目印があり、そこで男女が区切られています。
千人風呂の他に、男女別の「玉の湯」があります。千人風呂に洗い場はありませんが、玉の湯には洗い場があって体を洗うことが出来ます。
混浴マナーの低下から女性客の苦情が多くなり、2004年6月には目印の辺りに間仕切りを設置。今度は間仕切りに対する苦情が増え、同年10月に撤去。2005年4月から常連客が中心となって「混浴を守る会」が発足しています。 |
酸ヶ湯温泉 - ヒバ千人風呂 |