青島日没金環日食・観測編
(7)青島の奇跡
オレンジ色の太陽の一部が鋭角な角となっています。太陽の下側は厚い雲の中でしたが、奇跡的に雲が薄くなり真円の金環が現れました。よもやここで真円の金環日食が見られるとは思っていなかったので、広角で撮ることすら忘れてしまいました。ただただ、月と太陽が織りなす奇跡に見入りながらシャッターを押し続けました。
「奇跡だ奇跡だ」と言う声や「まん丸〜まん丸〜、もうこんなのミラレナイヨ〜」と言うガイドさんの声が響きます。
第二接触一分前
すると、あまりの寒さで充分な容量があったビデオカメラのバッテリーが突然切れてしまいました。
一旦スイッチを切って、また録画ボタンを押すとバッテリーが切れます。予備の使い果たしたバッテリーを入れた頃には、もう太陽が沈んでアーチ状に見える太陽の一部しか見られなかったです。もし晴れていれば、すぐ隣に金星が輝いていたのですが贅沢は言えません。感動の余韻に浸りながら、早々に機材の撤収を始めます。
青島の奇跡
金環中の青島市街(広角でマサ様が撮影)
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