豪華客船皆既日食・父島編
(11)突然のスコール
Iさんは、まさかここで会えるとは思わなかったよ…と言いましたが、私は探しに着たので会えて良かったと思いました。Iさんが乗船したおがさわら丸は、ははじま丸と共に北硫黄島北方沖18kmの海上で観測されたそうです。
雲ひとつ無い快晴でしたが、ギリギリまでヒトを詰め込んだため観測場所も非常に狭く、船も結構揺れたそうです。そのツアー自体は8万円ですが、ホテルシップは使えずに自力で父島の宿を借りなければなりません。Iさんも片っ端から電話を掛けて、ここから10分ほど離れた宿を借りたそうです。
青灯台のスーパー小祝
インターネット環境について聞いたところ、ここはISDNがインターネット接続の主流で回線速度が大変遅いそうです。山の上に無料でインターネットが接続できる施設がありますが、大変遠くて時間もかかる上に本土並みに便利なインターネット環境ではないと聞いてインターネットをするのをあきらめました。自力で借りたノートパソコンを持っていったのですが、これこそ無用の長物です。
青灯台の生協で散策後、茅葺屋根の待合所みたいな施設があったのでそこで通船の時間まで過ごしました。
南島周辺の岩
その後、30分ほど経ってから突然雨が降り出しました。小雨はやがてスコールに変わり、バケツを何杯もひっくり返したようなどしゃ降りの雨に変わりました。通船にも歩いて行かれないような状態です。1時間ほどすると、茅葺屋根からも雨が滴り落ちる始末。待合所を右往左往して、滴り落ちた雨をタライで受けるとドリフのギャグになるほどでした。
2時間ほどすると、やっと雨も小雨になって通船まで行けるようになりました。Iさんによると、昨日もこんな天気だったそうです。もし皆既帯が父島を通過したら、コロナは見えなかったに違いありません。
青灯台で突然のスコール
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