炎天下の皆既日食・出発編
(2)旅行会社とのやりとり
更に巴里坤のホテルも現時点から予約は可能なものの宿泊費の先払いが前提となっており、この金額を先に払うのはリスクが非常に高いと報告がありました。
ちなみに宿泊を予定していた巴里坤賓館とハミ周辺のホテル代は、現時点で1泊あたり1室200米ドルという強気の料金で、テント設営に比べ大幅に割高となっていました。また利用航空会社は、中国東方航空では理由のない遅延が頻繁にあることと、同一旅客機でないと割引が効かない点で中国国際航空と決定しました。
参加人数ですが、最初は20名だったものが昨年末に40名となり、その後パンフレット請求者が増えたので、今年2月末には60名まで増枠されました。またオリンピック開催の影響をまともに受けて、ギリギリまで旅費が決まらなかった経緯があります。これは割引が効かない特別期間で、普通運賃でないと座席の予約が取られない事態となったので30万円近いツアー代となりました。
また、ベテランの観測者でしょうか?観測地の磁針偏差はどれくらいになるのか?という問い合わせを頂きました。…恐らく玄人の観測者だと思いますが、もし前日に観測地へ着かない場合を考慮して正確に赤道儀をあわせるための質問だと思います。様々な資料を見て西偏11〜12度と予想されます…とお伝えしたのですが、旅行中に詳細な地図を見たら東偏1度でした。
この東偏とか西偏と言う用語は、弊サイトでも初めて使うものです。つまり、方位磁針の向きは現在の北磁極であるグリーンランド北西部を差しているのであり、真の北極を差していないので観測地によって方位磁針の向きが異なると言うことです。東偏であれば、東向きに磁針から1度ずれたところが観測地での真の北極となります。
南ウィング出発便
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