豪州砂嵐ツアー
@初めてのオーストラリア
皆既日食に限ってオーストラリア大陸を通過した情報を調べると、1976.10.23以来だそうで皆既帯が通過したメルボルンでは曇られたそうです。その2サロス後の2012.11.13には、再びオーストラリアのケアンズで2分7秒もの皆既日食が見られます。それ以降は2038.12.26までに6回も見られる特異点となり、まさに日食銀座の大陸となります。いずれ何回も踏みしめるであろう大陸に思いを馳せて日本を脱出します。
オーストラリアは日本と時差が殆ど変わらないので、飛行機に乗った分だけ時間が過ぎてシドニー到着は朝八時。アデレードまで一気に乗り継ぐので、再び飛行機に乗ります。二時間のフライト後、今度は現地手配の4WDツアーでクオルンに向かいます。スタッフ以外にも現地で募集した客がいて、我々は彼らと共に旅をします。日本人は中くらいのバスで、現地募集の客とスタッフは2台の小型バスで、計3台のバスが連なるワイルドな旅となりました。
Aクオルン〜砂漠の牧場
翌日、観測地近くの牧場へ出発!国道沿いは、まばらに草が生えているだけで単調な風景です。途中、HAWKARと言う町で昼食を取ります。スタッフが食事の準備を始めた頃、アボリジニの子供たちが塀越しで様子を窺いにきました。人なつっこい感じがしたので、借りたビデオカメラで撮ってみます。液晶ファインダーを彼らに向けると、最初驚いた様子で自分の姿が映っていると分かるとポーズをとってきます。軽食が出来たので彼らの姿を見ながら食べようと思ったら、もういません。子供達のしつけは行き届いている感じでした。
その場を離れたバスは側道に入り、未舗装の砂利道を通過します。この辺りから砂漠気候となり、バスの後部座席からは砂煙が濛々と立っています。途中3回の鉄門をスタッフが開けて15時頃に到着しました。あまりにも悪路だったのか、皆さん疲れています。スタッフが食事の用意をする時間も無いと言うことで、今日予定された観測地の下見は中止!
B星降る夜に…
ここは、羊飼いが年に一度羊の毛を刈るために泊まる宿で、真夏は使われないので特別に我々の為に借りた宿です。観光目的にも使われないので、水は井戸か雨水を溜めたタンクしかありません。もちろん街灯なんか無いところです。そのため、夜になると地上に降ってくるような星が輝いていました☆彡湿度も低いので、大気の透明度が高い。1997年に見たシベリアほどではないけど、日本では見られない星空を堪能しました。
宿泊地の日没
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