シベリア氷点下ツアー
@初めてのシベリア

今回の日食は、真冬の寒気団が居座るモンゴルからシベリアを通過して北極海にかけて見られます。そのため防寒には気を使いました。更に北極に近い所で皆既日食が起こるため、太陽が斜めから地表を照らす影響で高度20度以下の観測となり、皆既帯の幅も広がります。観測地の皆既継続時間は2分41秒です。私は最初からロシアに興味があったので、ジェス旅行センターが主催するツアーに参加しました。

大抵の日食ツアーは成田空港から発着するのですが、このツアーだけは新潟空港から発着します。1997.3.5に実家の青森県弘前市から特急白鳥に乗って新潟へ。駅前から空港行きのバスに乗って行きます。添乗員から搭乗券を受け取って、16:30発イルクーツク行きに乗ります。イルクーツクに20:00到着。シベリアは入国するのに時間がかかります。手荷物を入念に検査されました。

Aバイカル湖を歩く

翌日はバイカル湖近くのレストランで昼食を取り、その後バイカル湖畔に行きます。2〜3月は湖が完全に氷結して歩けるのはもちろんのこと、サンドバギーのような車が猛スピードで目の前を駆け抜けて行きます。

氷の厚さは約2m。湖岸には御神渡りのような氷の重なりがあって、その裂け目の色は透き通るように鮮やかなマリンブルーでした。湖上でしばらく散策した後、イルクーツク市内に戻ります。市内ではトロリーバスが路面電車のように走っています。車道は路面の中心線が無く、やけに古い車が走っていました。よく見ると日本で製造された中古車です。日本語が書かれたままで走っていました。

氷結したバイカル湖
氷結したバイカル湖

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