LA日没金環日食・観測編

(4)大ショック
初めての金環日食が曇られて大ショックです。 悔しいので、その場で前回撮ったメキシコ皆既日食の写真アルバムを眺めていたら現地の米国人が「アルバムを見せてくれ」と言ってきました。アルバムを見るだけでは物足りなかったのか、なんとアルバムを撮っているではありませんか!

よほど見られないのが嫌だったのでしょう。仕方がないので快諾しました。日没を待たずに皆さんバスに乗り、港まで出発しました。L.Aまでの帰路は全員が押し黙ったままの表情で、まるでお通夜のような雰囲気でした。

雲に覆われた観測地
雲に覆われた観測地


翌朝L.A空港で新聞を買い昨日の日食を確認したら、なんと地平線に沈む金環日食が映っていました!サンジエゴの海岸沿いで撮られたようです。昨日無理してでもL.Aに留まって移動すれば良かったかな?…と思いました。

2時間半のフライト後、シアトルに到着。ここでA・B・Cコースとお別れです。我々Dコースはアラスカのアンカレッジからフェアバンクスまで移動し、深夜宿泊地に到着します。フェアバンクスに着いた時は、非常に凍れて深呼吸をすると鼻腔が凍ってくっつきそうです。肌から寒さを感じました。

サンジエゴで撮られた日没金環
サンジエゴで撮られた日没金環

次へ