ブラックドロップ現象



日時(現地時刻)2004年6月8日 14:30'00"
撮影地稚内・ノシャップ岬西海岸にて
緯度・経度北緯45゜26’50” 東経141゜38’56”
露出1/1000秒
機材MINOLTA α−707si
レンズAF 500mm F8 x2倍テレコン
フィルムAGFA Vista 400
フィルターアストロソーラーフィルター使用

写真説明
こちらは、2004年6月8日に北海道稚内市のノシャップ寒流水族館前の壁際で撮影した、第二接触のブラックドロップ現象です。この現象は金星が太陽と内接した瞬間に起こります。内接したつながりの部分が黒いしずくの伸び縮みするように見えることから、ブラックドロップ現象と呼ばれています。これは大気のゆらぎによって起こるものだと言われています。詳細は金星の太陽面通過についてをお読みください。
実際には、望遠鏡の精度が良ければブラックドロップ現象が起こりません。100年以上も前に見られた金星の太陽面通過写真ではこの現象が映っていますが、望遠鏡の精度が悪くピントが合っていなかったために金星と内接する太陽がつながって見えたと思われます。タイトルのインパクト性を考えて“ブラックドロップ現象”と言う題名にしましたが、この写真は単なる内合の金星の第二接触に過ぎないのです。

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