テルナテ島皆既日食・帰国編

Keietsu Sayama

ジャカルタ空港に到着
ジャカルタ空港に到着

(30)ジャカルタの夕食

ジャカルタ空港には現地時間で18時半に着きました。Aコースの方々は既にジャカルタ市街観光をしているので、帰国便に同乗するまで会えません。Bコースの40名でジャカルタ空港近くのホテルで夕食をとります。

6時間以内の乗換だとスーツケースなど重い荷物は、空港に預けたままでも良いそうです。
ジャカルタ空港でバス待ち
ジャカルタ空港でバス待ち
今度は夕食を取りに行くホテルの場所も近く、スムーズに入りました。ジャカルタ空港発が23時半なので、21時までの滞在となります。それにしても特に観光をすることもなく空港とレストランの行き来では、フラストレーションも溜まってしまいます。

食事前にテルナテで発行された新聞が一人一部ずつ配られました。今朝一部入手していたのですが、部数は多ければ多いほど他の人にも差し上げられるので良かったです。
ホテルで夕食
ホテルで夕食

(31)帰国便で新聞の奪い合い

入手した新聞は紀行文の新聞編に掲載したのですが、あれはこれから記載するエピソードの後で入手できたものです。テルナテで発行された新聞には、一面の一番下に日本村で出会った野越さんと棚倉さんが映っていました。帰国後一か月ほどしてからお二人に掲載新聞を送っています。無事に届きましたか…?

ジャカルタ空港に戻りました。手荷物検査でリュックサックの一番下に水を入れたままにしているのをすっかり忘れてしまって、リュックサックを全てあけて調べられる羽目になりました。すごい時間のロスです。

空港でAコースの方々と合流しました。Aコースの添乗員が私を探していたみたいで、テルナテで発行された新聞5部ともう一社の新聞を持って来て下さいました。実は、出国前にセブン旅ネットとメールのやり取りで、皆既日食翌日のコロナが映った新聞を入手するようお願いしていたのです。何の音沙汰もなく急に渡されたのでビックリしたのですが、状況を把握して後で十部分の50000ルピアを日本円の500円で払いました。

スーツケースは機内荷物で取り出せないので、このまま持っているしかありません。でもリュックサックのポケットに予備の大きなビニール袋を持っていたので、それに新聞を入れて帰国便に乗りました。帰国便のドアの手前に、目の前に女の人が二人ほど並んだ規模の大きな新聞ラックがありました。
テルナテで発行された新聞
テルナテで発行された新聞
ラックに近づいてみると、なんと日本語で今回の皆既日食の様子を記事にした新聞が積まれていました。じゃかるた新聞と言うのだそうです。その存在すら知らなかったのですが、数部入手してその他の新聞も各社数部入手しました。

次々と新聞を入手している後姿が多数の旅行客の気を引いて、新聞ラックにツアー客が殺到しました。本当に押しつぶされそうになりました。「危ないから出してください!」と叫んだおかげでやっとその場から離れることができました。新聞ラックは、撮影する余裕が無かったので撮れませんでした。それでも運よく費用もかさまずにタダで入手できたことは大きいです。まさかここに欲しかった皆既日食翌日の新聞が大量に手に入るとは思わなかったので…

予備の大きなビニール袋もパンパンに膨れ上がっていました。さすがジャカルタです。およそ8社ほどの新聞を入手できましたが、写真や構成の良かった紙面だけを新聞編に掲載しました。特に良かった紙面は、右隣のKOMPASです。ダイヤモンドリングに大きなプロミネンスが映っている写真は圧巻でした。

新聞そのものは、日本の新聞より縦が長かったです。そのためスキャナーの関係で底辺から光を当てて読み取る角度が違うのか輝度と彩度が違う写真を同時にくっつけた映像になってしまいました。
KOMPAS
もう一社の新聞 KOMPAS

テルナテ島の郵便局で販売されていたポストカード
テルナテ島の郵便局で販売されていたポストカード

(32)ついに帰国

ジャカルタ空港から飛び立った飛行機は、翌朝9時に到着しました。直前に出された機内食にはヤクルトが置いてありました。おそばと鶏肉と三食丼に出るような細切れの肉と紅生姜が出てきて、日本が近いことを思わせるような機内食です。ガルーダ・インドネシア航空でお箸が出ることは今までなかったので、機内食で使ってからそのまま持ち帰りました。今でも綺麗に洗って使っています。
帰国前の機内食
帰国前の機内食
約半日ほど掛かったフライトも終わり、無事羽田空港に着陸しました。羽田空港の入国ゲートまで進む通路は近代化されていて、動く歩道が設置されて歩道が終わったところにトイレが配置されていました。少し便も近かったので用を足しに行きました。久しぶりのシャワートイレにヘンな感動すらします。

機内預入荷物も無事に戻ってきて、帰る準備は万端です。セブン旅ネットでお世話になった添乗員にお礼を言われながら、空港ロビーを後にします。
帰国後の羽田空港
帰国後の羽田空港
田舎の青森県弘前市からみちのく天文同好会の会長さんが参加されていたので、帰国後は最初に一緒に過ごしました。こちらは川崎に住んで長くなり、みちのく天文にも顔を出せずにすっかり幽霊会員となっています。会長さんにも新聞を依頼していたので5部ほどいただきました。

羽田空港内の軽食カウンターでお互いが撮影したビデオカメラの映像を見せ合いながら、こちらはジャカルタ空港の新聞ラックで入手したじゃかるた新聞を差し上げました。またみちのく天文の会員に余ったルピアのコインをお土産に渡しました。

会長は都内に住む娘さんのところで一泊するそうなので、空港内で別れました。その時に持っていた航空券でマイルの加算手続きをすれば良かったのですが、2泊5日のスケジュールで頭がぼやけてしまい、すっかり忘れてしまいました。いつ手続きが出来ることやら…

ハードだったインドネシア皆既日食ツアーもこれでおしまいです。テルナテ日本村で見た第三接触のダイヤモンドリングと同様、旅行が終わってしまったらあっという間に時が経ってしまいました。

最後にフィリピン上空で空撮した島々の写真を紹介しながら今までで一番の長編となった今回の紀行文を締めたいと思います。皆様、ここまで長らくごらんいただいてありがとうございました。それでは次回の皆既日食ツアー紀行文をお楽しみに♪
じゃかるた新聞1面
じゃかるた新聞1面

フィリピン上空を空撮
フィリピン上空を空撮

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