■2009.7.22の気象衛星写真 この衛星写真を見てもお分かりのように、上海とトカラ列島は全滅だと言うことが良く分かります。 これは太平洋高気圧が例年に比べて弱いことと、梅雨前線が皆既帯に掛かってしまったため、 陸地の皆既帯全域で見られなかった結果となりました。 この時点での本影錐(太陽を隠す月の影)は、まだ小笠原海域に近づいていません。それでも周辺の雲が少ないので、丸くなった本影錐が良く見える写真です。小笠原海域でも多少の雲はありましたが、コロナとダイヤモンドリングは確認できました。 この衛星写真には載っていない皆既帯で晴れた地域は、インド・ブータン・キリバスのマラケイ島。ブータンへ皆既日食ツアーを企画したのは日本では一社だけ、インドに至っては雨季で見られる確率が低いとのことで皆無でした。海外のツアーでは小笠原近海・キリバス・マーシャル諸島へ行かれたツアーが無事コロナを見られたそうです。 この時点での本影錐の直径は258kmあります。薄雲の影響で本影錐はいびつな円となっています。 全ての資料はhttp://kuroshio.eorc.jaxa.jp/ADEOS/mod_nrt_new/image/MOD021KM_J200907220204_sb43_rgb.jpgから抜粋しました。 |