豪華客船皆既日食・部屋編

(16)慣れ親しんだ部屋を離れる

今までふじ丸の宿泊施設に触れないでいましたが、乗船最終日に部屋の写真を撮りました。私の部屋はエレベーターに近い527号室。そこに4人が寝泊りしました。先着順で良い寝床が抑えられるかと思ったら、部屋の鍵にA〜Dまでアルファベットが刻印されていてベッドの位置もA〜Dに割り振りされていました。

一番最後のDだった私は、冷蔵庫とTVが目の前にあるベッドでした。部屋の窓も目の前にあり、そこから大海原が見えています。飲料水は自前で用意しなければならないのでペットボトルのお茶を2本持っていったのですが、最終日にはカラになりました。

部屋の奥にある冷蔵庫
部屋の奥にある冷蔵庫

冷蔵庫の左横には机とイスがあり、Bに割り当てられたTさんは撮影した資料をまとめるのにそこへ座っている機会が多かったです。Dのベッドの前にも小さな机が置いてあり、私はそこで紀行文の一部を執筆しました。

部屋のTVですが、衛星放送が基本です。日本本土近海なら映りますが、和歌山沖からTVは何にも映りません。父島ではNHKの衛星第一放送が見られただけで、こちらも携帯と同様の情報弱者で浦島太郎気分です。さすがに最終日には衛星や地上波も全部映っていましたが…

部屋の奥にあるベッド
部屋の奥にあるベッド

太平洋高気圧が弱いせいで、今回の日食も小笠原近海以外は全滅状態だと聞きました。日本本土の天候も芳しくなく、姫路港に入港後も雨が降り続いていました。全員参加の修了式が終了後、航行すぐに行われたウェルカムパーティと同様にフェアウェルランチが行われました。

立食パーティで好きなものが食べられます。アイスクリームとは御無沙汰な生活だったので身体が火照っていることもあり、4コも食べました。13:30過ぎに我々5階のヒトが下船しました。雨が降り続いていたこともあり、皆様にお別れの挨拶も出来ないまま乗船された皆さんは自宅へ帰りました。

手書きのコロナ
日食貧乏天河星さん手書きのコロナ

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