豪華客船皆既日食・出発編

(2)乗船まで

右にリンクしたパンフレットも内密に作られたものなので、ツアー終了後に初めて公開することが出来ました。船に関しては、縁故だけで500名なら500名を集め確実に行ける方でないと声を掛けた人物が全て違約金などのリスクを背負わなければなりません。そのため不確定要素(ドタキャン)の高い一般には、船上ツアーを販売出来ない事情があります。

三代目にっぽん丸は、トカラ列島の輸送に使われます。また、皆既当日は諏訪瀬島の沖合いに停泊して船上観測されました。トカラ列島全体でにっぽん丸のキャパも含めると、約2000人程度しか受け入れがありません。観測希望者が50000人以上に対してあまりにも受け入れ人数が少なすぎました。

パンフレット
皆既日食クルーズパンフレット2


参加人数ですが、客室定員600名に対して募集人員が485名と決められました。これは、あまりに参加人数が多いと甲板での観測に不都合が起きます。甲板での観測場所も人数が多い分、狭くなります。

眼視観測される方は、我々撮影班とは別のエリアで観測となりました。甲板自体も広くは無かったのですが、かなり広めに取ってあるそうです。締め切り間際に駆け込み参加を決められた方が多かった影響で、若干狭い場所を割り当てられてしまいました。

さて私に割り当てられた客室ですが、5階にあるステートルームとなりました。4名1室なので、知り合いと同室です。出港も帰港も姫路からとなります。今年5月31日までに旅行代金全額を支払い、総額で142800円となりました。

21年前に初めて皆既日食クルーズツアーに参加した時は100000円で行けたので、物価高を如実に感じることになりました。貸切客船のため、取消料が出発の120日前から発生します。この点もドタキャンが出来る普通の海外ツアーではありえないことです。もし、ぱしふぃっくびいなすに乗船した場合228000円も掛かります。

パンフレット
皆既日食クルーズパンフレット3

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