炎天下の皆既日食・奇台編
(7)奇台市街観光
奇台市街では、日食記念切手が売られているかも知れないので、先に郵便局を探します。でもそれらしき建物は見当たらず…
更に街を散策すると、牙科と言う得体の知れない看板が目に付きます。これは横の絵にもあるように開業した歯医者さんです。牙!?少なくとも人間の歯に付ける名前ではないな…と思ったのですが、歯科大学を中退したので歯学部でも牙と言う単語は使います。一本に独立した歯を歯牙(しが)と言っています。それにしても牙科の横に描かれたイラストがリアルで、何だかコワイです。
牙科とは歯科…歯医者を意味します
次に目にしたのが"浴池"…これは浴場すなわち銭湯です。この辺の人たちは、暑い日中に風呂へ入ります。浴池と書かれた看板の下にレンガの壁があります。一見してタダの落書きに見えています。
これが職安の代わりになっていて、仕事の紹介や家庭教師やりますやら、○屋はこちら…とか色々書かれています。結局郵便局は見つからなかったのですが、奇台市街を散策しただけでも充分です。やがてレストラン近辺で待機しているツアー客と合流して、バスは奇台を離れます。
浴池…日本で言う銭湯
ここから天山山脈の奥へ入っていきます。シルクロードの天山北路ですから、普段TVでは目に出来ないような風景が広がります。より険しい天山山脈に雪の頂があったり、遠目から見ると厚い雲から雨が降るのが見えてきたり…
前の座席に座っていたカメラマンさんが、雨が降ってきましたよ!と言ってきたのですが、ここで皆既日食が見られるワケぢゃないので…とかわしました。現地ガイドの胡さんによると、天山山脈ではよくあることで天候が急変します…とのことでした。所々晴れていたので、うっすらと見える虹を堪能しました。
途中検問所があり、バスの走ってきた距離と時間を計算して40km以下で走らないと罰金だと警察から通達がありました。どうしようもないので、早めに走ってトイレ休憩を長めに…と言うスタイルで観測地に向かいました。
当初の予定が狂ってしまい、観測地に到着する時間が大幅にずれていきます。
雨雲の下にハッキリ見える雨
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