パナマ裸眼金環日食

Eくっついた!!!

それからウソのように空が晴れて、晴天下で金環日食が見られるものだとウキウキしながらバスは出発しました♪程なく観測地に到着!早速機材のセッティングに取り掛かります。日食観測を12回もやっていると手際が良いもので、下にはゴザを敷き、観測中疲れないようにパイプ椅子を用意します。パイプなので尻が痛くなると思い、座布団も持ってきました。あとは機材設置のオンパレードです。観測地でファッションショーをやりに来たワケではないのですが、1999.8.11ブルガリア皆既日食でゲットした皆既日食Tシャツと首にタオルを巻いて金鳥を皮膚にかけて準備万端で臨みます。

空は青く晴れてとても暑いです。暑いと言うだけで具合の悪くなってしまう私は、観測者を覗くギャラリーに振舞われるカキ氷に注目していました。その製法は、ピエロの帽子みたいな紙を器具にセットして、それを逆さにしてカンナで削るように氷を中に入れると言うおよそ日本人が発想もつかないものでした。このカキ氷は25セントだそうです。日本でこれをやれば良い商売になるかなぁ…な〜んて思いました^^ゞ

…しかし楽しみは長く続かないものです。フィルターを掛けなければ撮れなかった写真が、フィルターを掛けてもボヤッとして形が分からないのです。これは一大事!フィルターを取っておそるおそる太陽を見たら、薄雲が天然のフィルターとなって肉眼でハッキリと見られました。目に異常が起こらないほど、雲が厚くなったのです!案の定、雲は厚くなり太陽の姿さえ見られなくなりました。

やはり大枚出して日食見に行くのにも限界があるのかなぁ…とつまらぬことを考えてひたすら雲が薄くなるのを願っていました。…するとその切ない想いが通じたのでしょうか?食分70%過ぎたあたりから段々と雲が薄くなり始めたのです。この千載一遇のチャンスを逃してなるものか!と思い、撮影を復活させました。事前に作っておいたスケジュール表は、もはや何の役にも立ちません。太陽が顔を覗かせた時に撮るだけです。無我の境地とはこんなことを言うのでし
ょうか?やがて薄雲越しの太陽の角が欠けていない反対側の縁に廻りました。

「keiさん、これ成功と言っていいんじゃないですか?もうすぐくっつきますよ。」「も〜すぐ」「お〜っとくっつく!」…「くっついた!!!」………「す〜げぇ」 その時、我を忘れて叫ぶ殿方の声で環の瞬間が終了。この言葉に全ての想いがこもっているようでした。私はと言うと、ビデオカメラ2台と一眼レフ2台の同時撮影に集中していて声すら出せる余裕も無かったのです(>_<) 何はともあれ、薄雲越しでも極細金環日食が肉眼で確認できて良かったと思います\(^o^)/

極細金環日食
雲間から見えた極細金環日食

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