彩層とプロミネンス
photo by kei
2002/12/4
19:41'12"
撮影地:南オーストラリア州リンドハースト郊外の砂漠にて。
風速25m/s以上の強風の為、バスの車内で窓越しから三脚固定で撮影
30゚11´08"S
138゚19´50"E
- 露出
- 1/1000秒
- 機材
- MINOLTA α-707si
- レンズ
- AF 500mm F8レフレックス x2倍テレコンバーター
- FILM
- AGFA Vista 400
月と太陽の接触点が数分の皆既日食の時は一つしかないのに比べ、数秒の皆既と金環日食は接触線となり、密接に月と太陽の縁が連なります。すると全周に渡って太陽の外層である彩層とプロミネンスが見られます。普段フィルターを通して見る太陽は彩層の下部で、黒点や白斑が見られます。
ところがHαフィルターを通して太陽を見ると、太陽の大気の一部を構成する彩層や黒点同士を結ぶ磁力線が切れた形で見られるプロミネンスもはっきり見えます。肉眼でこれらの様子を観測するには皆既日食の瞬間しかないわけです。
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