ブルガリア日食紀行

D日食発表会

観測後のディナーは観測発表会の場となりました!8.11はお盆の時期で仕事の都合も付く方も多いからか、初めて参加する方も多い。やがて私の番がやってきました。『皆様の御陰で今回も無事に観測できました。足掛け11年で7連勝達成です。過去に曇られた方には申し訳ありませんが、このまま死ぬまで連勝記録を伸ばせたら、これは見物だと思うので、これから私の行く末を皆さんで見守ってください。』

スピーチのトリは国立天文台の渡部潤一助教授です。御家族で参加されたようです。「第二接触のダイヤモンドリング直前まで目をつぶると、コロナの広がりが素晴らしく見られます…と言った事を実行してくれた方ありがとうございます。実は、私も今回初めて実行しました。今回の日食は完璧でしたね。」

Eネセバ観光

日食観測の翌日は、世界遺産のネセバにて観光休憩に立ち寄った店で、オランダの日食観測隊と出会いました。同じ仲間なので自然と話が盛り上がります。私が皆既日食観測7連勝と知ると輪が出来ました。嬉しいので、シベリアで撮影に成功した写真と皆既中の本影錐の移動を撮った写真を見せると囲まれた輪が竹輪になります。走り続けたバスは、やがてネセバに到着。観測隊と毛並みの違う人々で賑わっています。ここのアートギャラリーの建物を見たら弘前市の市章である卍があって驚きました。でも何だか親近感が沸いてきます。

帰国後の8.17にトルコで地震があったのを知りました。ツアーに参加された方がこの日までに帰国したので邦人の被害はありませんが、日食当日ならどうだったろう?ブルガリアも相当な被害を受けたに違いない。背筋が凍りました。

バルナ大聖堂
バルナの大聖堂(一部)

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