小笠原沖皆既日食2

小笠原沖皆既日食やがて船は暗黒の闇に包まれて皆既日食が始まりました。初めてなので肉眼に焼き付けました。黒い太陽の回りは、ワインブルーに包まれて丸い蛍光灯のようなコロナが輝いています。地平線を見渡すと夕暮れ状態が360゜に渡って見られ、不思議な光景が広がっていました。やがてその余韻をかき消すかのような眩しいダイヤモンドリングが輝き、3分42秒間続いた皆既日食が終わりました。雲の動きが早くなったのも束の間、三日月状態の太陽が完全に雲に隠されて見えなくなりました。でも皆既日食を目の当りにして、皆さんとても満足そうな顔をしていました。

太平洋戦争の残骸・浜江丸日食の翌日は父島に初上陸。船の中で仲良くなった学生とレンタカーを借りて島をドライブ。でも30分で一周しました。途中ショップに寄り絵葉書を買ったのはいいけど、なんと台東区で作った葉書だそうで隣にいた台東区から日食を見にきた学生が呆れていました。他には太平洋戦争の残骸らしき朽ちた船が横たわっていました。港に戻りにっぼん丸に乗って父島を離岸。船は小刻みに揺れながら北へ進みました。

夜になって騒がしくなったので何だろうと思ったらオーロラらしき物が見えたらしいのです!?まさかと思って夜空も見なかったのですが星空位見ればよかったなぁと今頃になって悔やんでいます。後日談に依ると、オーロラではなく南十字星が見えていたそうです。

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