月の移動経路について

Q:月の移動について

A:月は西から東に移動します。一瞬不可解に感じる方も多いのですが、実際の皆既日食で月の影の移動する様子を人工衛星から見た画像でも月は西から東へ移動します。

太陽は一定の方向から地球と月を照らしますが、新月の時に太陽と月と地球が一直線になった時に限ってある地点では皆既日食or金環日食か部分日食が見られます。では、なぜ普段の新月は皆既日食にならないのかと言うと、月と太陽は地球上から見ると同じ方向に向いて移動していないことに依ります。太陽の移動する道を黄道と呼ぶのに対し、月の移動は白道と呼ばれます。白道は黄道に対して約5度傾いています。皆既日食地図に描かれた帯は月の移動する道なのです。

では、なぜまっすぐ月が通過しないのかと言えば、黄道と白道の交差点に差し掛かっている時に地球上で日食が見られるので、その交差点を上昇するか降下する場合にしか日食が起こらないことに依ります。その頻度は年に2回の割合で起こることから日食の季節と形容している学者もいます。

月の影の移動する様子
月の影の移動する様子

Q:白夜の皆既日食と月の移動の不思議

A:白夜でも太陽は昼側を照らしているので、普段の南半球と同様に太陽は左側から欠けます。
ただ南極皆既日食の場合、地軸を超えて月の影が地表を覆うので普段は西から東へ移動する月の影が逆に移動するのです。
例えて言えば、南半球では北半球で見られる星座が逆向きになりますよね?それと同じです。
シベリアの荒野に浮かぶタイヤモンドリング
シベリアの荒野に浮かぶタイヤモンドリング
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